若い頃は、友人と一緒にファミレスのテーブルに乗り切らないくらい食べていたものですが、今はそれほど食べられなくなりました。
ところが、スイーツやスナック菓子だと不思議と満腹でもお腹に入ってしまいます。
これ、ちょっと変だなあと思い調べてみました。
◆目次◆
1.別腹のメカニズム
2.別腹のワナ
3.別腹と上手につきあう
4.まとめ
1.別腹のメカニズム
満腹の時、食事に手が付けられなくなるのは、脳が正常に必要量を判断して食欲をコントロールしてくれるからです。
ところが、人によって程度の差はありますが、好きなスイーツやスナック菓子を見ると食欲が暴走してしまう(脳が必要量を判断できなくなる)ため、満腹でもお腹に入ってしまうそうです。
人は本来、甘味や塩味、うま味、脂肪を好みます。
甘味は糖分(炭水化物)、塩味はミネラル、うま味はアミノ酸、脂肪は脂質など、生存に不可欠な栄養素であることから本能的に摂取されてきました。
近年、これらの栄養素が化学調味料など精製されたもので摂取できるようになり、スイーツやスナック菓子などはまさに精製物のオンパレード、味覚も過度に強調されています。
この強調された味覚が、脳にとって快楽として記憶され、食欲の暴走を招くと考えられています。
2.別腹のワナ

2-1 別腹はソフトドラッグ?
薬の一般的な定義は「少量で体、精神、あるいはその両方に顕著な変化をもたらすもの」とされ「少量なら薬として有効、大量にとれば毒にもなり得る」とも言いえます。
コーヒーなどの嗜好品は、ストレス発散などに効果がある一方、摂りすぎに注意が必要で、中毒性があることから「ソフトドラッグ」と言われることがあります。
夜中、お腹も空いてないのにポテチやアイスを食べる人は、ソフトドラッグとしての一面があるかもしれませんので、注意すると良いでしょう。
2-2 味覚破壊
お菓子などに多い過度に強調された味に慣れてしまうと、普通の食事では美味しく感じなくなってしまい、より濃い味、より高カロリー・高脂質の食べ物も求めて味覚破壊が起こり、肥満や生活習慣病の懸念が高まります。
2-3 お菓子好きでスリムは要注意
まともな時間に食事を摂れない人は、スナック菓子や栄養ドリンクなどで小腹を満たす事もあると思いますが、特に、スタイルを気にする女性は要注意です。
間食でカロリーを摂ったのだからカロリー制限のため本来の食事を抜くと、栄養バランスが崩れてその結果は明らかです。
3.別腹と上手につきあう

3-1 楽しめているか、依存症か見極める
ここまで見てきた通り、別腹や間食にあまり良いことはなさそうです。但し、無理にやめてストレスを溜めてしまうような事はむしろ避けた方が良く、ストレス発散になります。楽しめているのであれば無理にやめる必要もないでしょう。
別腹や間食が罪悪感や自己嫌悪など新たなストレスを生み、それらから逃れるため更に同じ行為を繰り返す負のスパイラルに陥っているようであれば「依存症」の可能性があり、楽しめる水準まで量をコントロールする工夫が必要です。
3-2 しっかり食事を摂る
お菓子の量をコントロールするために、先ずはしっかり本来の食事を摂るようにしましょう。本来の食事で満腹感を得られれば、お菓子などで小腹を満たす回数も減らしやすくなります。
3-3 夜食型の食生活を改善する
忙しい現代社会では、特に夕食の時間がどんどん遅くなっています。昼食の時間は変わっていないので、本来の夕食時間である6時から8時頃にお腹が空くのは自然なことです。
忙しいなどから、スナック菓子や栄養ドリンクで小腹を満たすこともあると思いますが、おにぎりなど本来の食事でお腹を満たし、帰宅してからの食事を軽くするなどして、本来の食事と間食が入れ替わってしまわないように工夫してみましょう。
4.まとめ
誰でも手軽に色々な食べ物が楽しめる時代です。素敵なようで実は落とし穴もたくさんあると思いました。
自称「お菓子番長」も本コラムを執筆中、ポテチ控えめにしたところ、少し体がすっきりしたような気がします。
何事もほどほどが肝要ですね。
<参考資料>
ポテチを異常に食べる人たち 幕内秀夫 WAVE出版 2010年
<参考ブログ>
太らないカラダを手に入れよう!
ヒトはなぜ太る?糖質とうまく付き合う。
