どこでも気軽にできる手の“ツボ”を押して不調を緩和しよう!

ちょっと調子が悪いな・・ってときに気軽にできる手のツボ押し。
その日の不調は、その日に解消しましょう。

◆目次◆

1.ツボ押しとは

2.手のツボ

3.ツボの押し方

4.万能ツボ

5.まとめ

1.ツボ押しとは


ツボは古代中国で生まれた治療法です。東洋医学では2000年以上にわたり、ツボを利用した治療が行われてきたそうです。その効果はWHOも認めるところだとか・・・
ツボ治療の基本には「経絡(けいらく)」という考え方があります。
東洋医学では、人の体には経絡という道のようなものがあり、「生命エネルギー」の通り道になっていると考えられています。
経路の流れがスムーズだと、体のバランスが保たれ、健康でいられます。しかし、その流れが滞ると体のバランスが崩れて、不調を起こしたり病気になったりするといわれています。
主要な経路は14本あり、それぞれが特定の臓器と深い関係にあるそうです。
このルート上になるのが「ツボ」です。ツボは皮膚にある特定のポイントで、生命エネルギーの出入口とされています。
ツボと臓器は繋がっているため、臓器が不調になれば、それと関連するツボも「押すと痛い」「色が変わる」「硬くなる」といった異変が起こります。
東洋医学では、この関係を利用して、外からは見えない臓器の異変を診断したり、ツボに刺激を与えて筋肉の凝りや痛み、内臓の不調、疲労やストレス症状などを改善していきます。

2.手のツボ

人の手と足には重要なツボが集まっているといわれています。
WHOが定めたツボの数は約360コ。全身に点在していますが、中でも手(ひじから先)や足(ひざから下)には、いろいろな不調の改善に役立つ「万能ツボ」がたくさんあります。
【手のひらにある主なツボ】
〇後渓(こうけい)
小指の付け根の側面にある、小さな骨の出っ張りの下あたりにあります。
筋肉の緊張やこわばりを緩和したり、痛みを鎮めたりする効果があるとされ、肩コリや首コリ、頭痛、眼精疲労の解消にもよいツボです。また、メンタルヘルスの不調に対しても効果が期待できます。
〇腎穴(じんけつ)
小指の第一関節の左右中央にあります。
耳鳴り、血尿、腰痛、夜尿、頻尿、抜け毛など、腎の働きを整えて老化に伴う症状を緩和するとされているツボです。歯痛、下痢、便秘腹満などにも使われます。
〇魚際(ぎょさい)
手のひらの親指の下にあるふくらみのあたり。
飲みすぎ・食べ過ぎなどを緩和するといわれています。また、咳、発熱、のどの痛みなど風の症状や喘息にもよいとされています。
〇小商(しょうしょう)
親指の爪の生え際の外側にあります。
喉の痛みや声のかすれ、咳などに即効的に効くとされるツボです。風邪で声が出にくくなったときに試してみましょう。
【手の甲にある主なツボ】
〇少沢(しょうたく)
小指の爪の付け根の外側で、爪からわずかに離れた所にあります。
血流を改善する効果のあるツボといわれていて、肩コリや首コリを緩和が期待できます。
〇商陽(しょうよう)
人差し指の爪の付け根の親指側で、わずかに爪から離れた所にあります。
肩や首、背中のコリが緩和するといわれています。また、下痢や便秘、眼精疲労、風邪の症状にも効果を期待できます。
〇腰腿点(ようたいてん)
腰痛点とも言います。
人差し指と中指の骨の間、および、薬指と小指の骨の間を手首に向かってなぞっていき、ひっかかった所の2ヶ所が腰腿点です。
腰痛の緩和に役立ち、ぎっくり腰と呼ばれるような、急な強い痛みにも有効といわれています。
〇陽池(ようち)
手首の横ジワの中央から、やや小指よりのあたり。
目の痛みやかゆみを緩和するといわれています。
〇落枕(らくちん)
人差し指と中指の中手骨の挟まれたくぼみの中央にあります。
寝違えによる頸の痛みや頚部の筋硬直による痛みを即座に緩和するといわれているそうです。
【手首にある主なツボ】
〇外関(がいかん)
手のひらを下にして手首を上にそらしたときに、手首にできるシワから指3本分ほど肘よりで、手首の中央、2本の骨の間にあたる所です。
腕や手、指の痛みに対して有効とされるツボで、肩コリにもよいとされています。また、頭痛や疲れ、むくみやめまいの緩和も期待できるそうです。
〇内関(ないかん)
手の甲を下にして手首を上にそらします。手首にできるシワから指3本分ほど肘よりで、手首の中央にあたります。
乗り物酔いや頭痛を緩和するといわれているツボで、手のしびれや痛みという体の症状の他にも、自律神経調節作用をはじめ、抑うつや無気力といったメンタルヘルスにもよい影響を期待できます。
〇神門(しんもん)
手のひらを上にして手首を曲げたときにできる、関節のシワの小指側にある豆のような小さな骨の上にあるわずかなくぼみにあります。
心臓の働きとの関係が深いツボで、動悸や息切れに効果を発揮するとされています。また、血圧のコントロールや便秘の改善にも役立ち、さらに疲労やめまい、不眠、不安、抑うつ、イライラなどの緩和にも効果を期待できます。
〇養老(ようろう)
手の甲側から見たときに、手首の小指側にある突き出た骨の下にあたるくぼみにあります。
新陳代謝を活発にしたり、老廃物の排泄を促したりするのに効果的とされていて、「若返りのツボ」または「アンチエイジングのツボ」と呼ばれることもあるそうです。
肌荒れや顔の出来物に効果があり、眼精疲労の緩和にもよいといわれています。

3.ツボの押し方


押すと【気持ちいい】と感じるポイントを探して、軽く押していきます。
押す場所によって、また強さによって、3つの押し方を使い分けましょう。
その1 「親指で押す」
親指の腹をツボに当て、皮膚を軽く動かすように押し回しましょう。
◇ツボ押し棒やペンを使う
指よりも強い刺激が欲しい時に棒などを使いましょう。
ただし、「痛いけど気持ちいい」程度に。
その2 「3本指でなでる」
痛みがあるとき、リラックスしたい時は強く刺激せず、3本指(人差し指・中指・薬指)の腹でやさしくツボをなでましょう。
なでるだけでも経路の流れが良くなり、十分に効果が期待できます。
その3 「指先をもむ」
指のツボは、3本指(親指・人差し指・中指)でマッサージすると効果的です。3本指で関節をはさみ、軽くひねるように動かします。指先と爪の脇は指2本ではさんでプッシュします。
=注意点=
1)ぐいぐいと強く押しすぎたり、「痛い!」と飛び上がるほど刺激するのは厳禁です。
あくまでも「心地いい」と感じる強さで刺激することが大切です。
2)ツボ刺激によって血圧が下がったり、体がだるくなることもあるので、1ヶ所10秒くらいを目安にしましょう。
3)ツボを刺激することによって内臓にも働くので、満腹時と極度の空腹時、飲酒後の刺激は避けましょう。また、熱がある、怪我をしている、感染症にかかっているときも避けましょう。

4.万能ツボ

合谷(ごうこく)
=症状=
万能ツボの代表格です。痛み全般と、悪くなった気の巡りの改善に効力を発揮します。
現代人を悩ます目・肩・腰の痛みに最適・最強のツボです。
=効果=
目の疲れ・肩こり・腰痛・かぜ・花粉症・二日酔い・緊張・下痢・便秘
=ツボの押し方=
(手の甲)人差し指と親指の骨が交わる部分のくぼみに、親指の腹を当て、小指の方向に向けて骨に当たるように押し回します。
労宮(ろうきゅう)
=症状=
メンタルな悩みを抱える人は覚えておきたいツボです。
自律神経を整え、緊張を緩める働きがあります。
=効果=
ストレス・胸の痛み・緊張・不安
=ツボの押し方=
(手のひら)手を握ったとき、中指と薬指の間にあります。親指の腹を当てて、もんだりさすったりします。

5.まとめ


手のツボ押しは、通勤通学中、お風呂、トイレ、仕事、勉強などいつでもどこでもできるため、なんだか調子が悪いなと思ったときは、ツボを押してみましょう。
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