サングラスの役割

今年、サングラスを新調しました。
UVカット率99%。
レンズの色は薄いので、眩しさからは逃れられませんが、目からの日焼け対策はばっちりです。

◆目次◆

1.紫外線と目

2.目からはいる紫外線、肌への影響は?

3.サングラスの役割

4.まとめ

1.紫外線と目

肌の紫外線対策をする人は多いですが、“目”の紫外線対策をしている人はどのくらいいるでしょうか。
目も紫外線の影響をかなり受けています。
紫外線は結膜(白目)や角膜(黒目)、水晶体で吸収されます。そして、日差しが強い日などに大量の紫外線を短時間に浴びると、結膜充血や紫外線角膜炎などの急性疾患を起こしてしまいます。
例えば、山や海に遊びに出かけたときに目が充血すると、砂やほこりなどの刺激で目が赤くなったと思いがちですが、実は紫外線の影響で「結膜充血」になっていることがほとんどだそうです。これは目の日焼けのようなもので、一晩で回復することがほとんどです。しかし、炎症がひどい場合は、強い目の痛みと涙が出る「紫外線角膜炎(雪眼炎)」になることがあります。そのため、スキー場や海水浴場など、太陽光の反射で通常よりも多くの紫外線が目に入る恐れがある場所では、紫外線対策が必要です。
このような急性疾患を繰り返し(長期間紫外線を浴び続ける)ていると、慢性疾患に繋がっていきます。
慢性障害で最も多いのは、白目の一部がシミのように黄色く濁って盛り上がる「瞼裂半(けんれつはん)」と呼ばれるものです。ひどくなると「翼状片(よくじょうへん)」といって、白目が黒目の中まで侵入する状態になります。翼状片は視力にも影響し、手術が必要になることもあります。
また、「老眼(老視)」や「白内障」にも紫外線が関係しているそうです。目の中のレンズである水晶体が硬くなってピント調節がしづらい状態になるのが老眼で、白内障は水晶体が白く濁った状態です。強い紫外線を長時間浴びると、水晶体のタンパク質が変性し、早いうちに老眼や白内障になりやすいことが報告されています。

2.目からはいる紫外線、肌への影響は?

目に紫外線が当たるとダメージが生じます。そのダメージに脳が反応し、「体内に紫外線が入った」と判断、「メラニン色素を作れ」と肌に命令をし、結果、肌に紫外線が当たらなくても肌が黒くなったり、シミ・ソバカスの原因となります。日焼け止めで肌の紫外線対策を行っても、目に入った紫外線が肌トラブルにつながると考えられています。

3.サングラスの役割

皮膚は紫外線を浴びることによって、ビタミンDを作りだす効果などがありますが、目においては紫外線が良い影響をもたらすことはないそうです。
サングラスはただ色の濃いものを使うのでは、意味がありません。
なぜなら、目は、暗いところでは瞳孔(目の中心にある、光を通す領域)が開き、より多くの光を取り込むようにできています。一方、明るい所では瞳孔は小さくなり、光を取り込む量を減らすという調整をしています。そのため、紫外線カット性能のない濃い色のレンズで強い光を多く浴びると、瞳孔が開いた状態になり多くの紫外線を目に取り込んでしまいます。目の保護のために、紫外線カット機能の付いたサングラスやメガネなどを選びましょう。
また、サングラスやメガネは、どうしても側面の隙間から紫外線が入り込みます。なるべくフレーム(ツル)が太いもの、レンズが大きいもの、顔にフィットした形のものを選び、つば広の帽子と併用するのが良いでしょう。
=メモ=
紫外線カットのサングラスには、「紫外線透過率」が数字で表示されています。これはそのレンズがどのくらい紫外線を透過するかを示す数字なので、低いほどレンズの性能が優れているということになります。例えば、「紫外線透過率1.0%以下」という表示のレンズは、紫外線を99%以上カットすることができるといわれます。また、「紫外線カット率」と表記しているサングラスもあります。その場合は数値が高い方が性能の良いレンズということになります。

4.まとめ

目は剝き出しの器官です。皮膚はUVクリーム等を濡れますが、目はそういうわけにはいきません。SPF50・++++目薬なんてものを発明したら億万長者になれるかしら…
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