肥満大国アメリカの肥満率はとても深刻で男性37%、女性45%のBMI値が30以上となっています(日本基準は25以上)。
日本もアメリカほどではないですがBMI値が上昇傾向で肥満とされる人の割合は2019年には26%になっています。
肥満と最も密接に関連する病気は糖尿病で2016年には糖尿病が強く疑われる人の人数が1,000万人に達しています。
糖尿病のような深刻な病気に罹らないためにも太り過ぎは避けた方が良いのですが、ダイエットは常に難しいものの一つです。
いくつかの視点で見ていきましょう。
◆目次◆
1.人は摂取カロリーを少なく見積る傾向がある
2.速食いは太る
3.朝食を摂らないと太る
4.まとめ
1.人は摂取カロリーを少なく見積る傾向がある
国民健康・栄養調査によると私たちのエネルギー摂取量は基準摂取量を十分に下回っていて、これが正しければ体重は減少するはずですが、実際には肥満とされる人が増えています。
これはエネルギー摂取量が何を食べたか記録してもらう方法で調査しているため漏れがあるからと考えられています。
研究によると人は何を食べたか過小申告する傾向があり、特にメイン料理ではないケーキやビスケット、デザートなどを忘れがちだそうです。
過小に見積もる度合いはおよそ1割から2割で太めの人はさらにその度合いがはなはだしいそうです。
2.速食いは太る
よく噛んでゆっくり食べることはとても大切です。
速食いと肥満は正比例の関係にあることが明らかです。
速食いが太るメカニズムは次のように考えられています。
①満腹中枢の働きによって、満腹感を感じることができるのですが、速食いだと満腹中枢が働きだす前に必要以上に食べすぎてしまう。
②速食いの人は食べやすいもの、よく噛まなくていいもの、量の少ないもの、食物繊維が少ない食品を選ぶ傾向がある。
食物繊維は消化吸収を穏やかにしてくれます。
摂取量が少ないと肥満になりやすいことが明らかですから意識して摂りたいものです。
3.朝食を摂らないと太る
朝食を摂らないと太ります。
これは朝食の欠食によって血糖値が低下して食欲が増し昼食や夕食を多く食べる、体がエネルギーを節約して脂肪の合成を促進するなどと言われていますが根拠は全くありません。
事実は、朝食を食べる人の方が1日のカロリー摂取量は多めですが欠食する人たちの肥満度の方がはるかに高いということ、朝食を食べる人は運動もよくするし野菜や果物をよく食べるということです。
生活習慣や食習慣がよくなければ太るのは当たり前です。
「朝食を食べる」が生活習慣や食習慣を整える第一歩と考えた方が良いでしょう。
4.まとめ
最近、食が細くなったかなと思うこともありますが体重の変動はあまりありません。
基礎代謝が落ちているからかもしれませんが「何か」でカロリーを補っているはずです。
この忘れてしまう、忘れがち、忘れたい(?)「何か」は、お菓子であったりスイーツであったり間食がほとんどでカロリー高め・栄養価ほとんどなしのようなものが多いと思います。
ダイエットを妨げるものは自分の思い込みや普段の生活習慣・食習慣なのかもしれません。
<参考資料>
栄養データはこう読む! 佐々木敏 女子栄養大学出版部 2020年(第2版)
