パクチー好き?嫌い?


パクチーは独特な風味がするため、苦手な人が多いような気がします。しかし、そんな独特な風味でも好きな人にとってはイヤな香りや味にはなりません。一体何が違うのでしょうか?

◆目次◆

1.パクチーの別名

2.パクチーの歴史

3.パクチーの調理法

4.栄養と効能

5.好き?嫌い?

6.まとめ

1.パクチーの別名

パクチーはセリ科の植物で一年草になります。
コリアンダーやシャンツァイなど様々な名前で呼ばれていますが、呼び方が違うだけですべて同じものです。
一般的にパクチーという名称が使われますが、以前はコリアンダーという名称の方が多く使われていました。これは、パクチーの名称を使用しているエスニック料理店が増加したためだと考えられます。
また、日本では生のものをパクチー、葉や種子を加工したスパイスなどをコリアンダーと呼ぶことが多いそうです。
パクチー・・・タイ語由来
コリアンダー・・・英語由来
シャンツァイ(香菜)もしくはコウサイ・・・中国語
コエンドロ・・・和名(鎖国前の時代にポルトガル語から入った古い言葉)

2.パクチーの歴史

原産は南ヨーロッパ、地中海東部沿岸になります。
今では世界各地で栽培されており、日本でも栽培農家があります。
3000年以上前から使用され、記録としては紀元前1550年ごろの書物に料理法や薬用について記載があり、旧約聖書にも登場しているそうです。古代エジプトではすでに栽培されていて、医学の父と呼ばれるヒポクラテスも胃を健康にしてくれる作用や睡眠作用の薬効を挙げているそうです。

3.パクチーの調理法

葉・・・主に薬味として利用され、独特の風味があるため人によって好き嫌いが分かれます。
根・茎・・・葉よりも強い風味があり、刻んで調味料として利用されることが多い様です。
種子(果実)・・・乾燥させたものをそのままもしくは砕き、スパイスとして利用されます。香りは、葉とは風味が異なり、柑橘系の香りがします。
ヨーロッパでは種子(果実)の利用に限られており、独特の風味がある葉は利用されないそうです。甘い香りの種子は、カレー粉・チリパウダー・ガラムマサラなどのブレンドスパイスやコリアンダーパウダーにも使われています。
タイ料理やベトナム料理では葉・茎・根は料理に欠かせないハーブです。
1990年代頃からエスニック料理の店が増えるにつれて、生のパクチー需要が増加したため、栽培が増え入手しやすくなっています。
日本ではパクチーサラダとして食べることもありますが、タイ・ラオス料理ではパクチーをメインとした料理は存在せず、基本的に薬味として使用しているようです。

4.栄養と効能

生の葉はL-アスコルビン酸(ビタミンC)を比較的豊富に含み、β-カロテンやビタミンB1、B2、E、K、食物繊維や、カルシウム、カリウムといった栄養素が豊富に含まれているそうです。
パクチーの種子(果実)を陰干したものをコリアンダーシードもしくは胡荽子(こずいし)と呼ばれ生薬の一つになります。
種子(果実)に含まれる精油は、胃液の分泌を改善し、腸内ガスを排出する働きがあるようです。

5.好き?嫌い?

パクチーの葉はクセが強いため、好き嫌いがはっきりしています。
パクチーが好きな人は清涼感とレモンやライムのような香りを感じ、嫌いな人は香りや味に強い嫌悪感をもち、石鹸やカメムシに似たようなニオイを感じるようです。これはニオイの感じ方が違うDNA(OR6A2)の遺伝的要因(突然変異)が関係しているということが研究によって発見されているそうです。この突然変異した遺伝子を持つ人はパクチーに存在するアルデヒドという芳香成分に対して、敏感になり石鹸のような香りと感じてしまうそうです。シナモンなども同じアルデヒドを含んでおり、苦手と感じるようです。

6.まとめ

私はパクチーが大好きで、どうして嫌いな人が多いのだろうと不思議でした。
でも、遺伝子レベルで嫌いだったとはびっくりです。