厚生労働省からシワの改善への効果・効能を承認されている成分“レチノール”。
デパコス、プチプラとレチノール配合化粧品を目にする機会が増えてきました。
◆目次◆
1.レチノールとは
2.レチノールの効果
3.レチノールの注意点
4.まとめ
1.レチノールとは
レチノールはビタミンAの一種で、アメリカのニキビ治療薬である「レチノイン(レチノールの仲間)」を使用した患者が、ニキビ跡だけでなくシワも消えていたことがきっかけとなり、注目されるようになった美容成分です。
レチノールは、表皮の肌細胞の新陳代謝を活発にしたり、真皮のコラーゲン生成を活発化することで、加齢による老化だけでなく、光(紫外線)老化のエイジングケアにも効果が見られます。現在はシミ・シワ・たるみ・毛穴など、肌のエイジングケアの局所治療に使用されています。
高い美容効果が注目されているレチノールですが、濃度が高いほど副作用が起こりやすい特性があります。
レチノールで起こりうる副作用は、次の通りです。
・肌の乾燥
・肌の赤み
・皮むけ
・かゆみ など
上記の副作用はレチノイド反応とも呼ばれます。新陳代謝が急に促進されることによる反応で、皮膚が慣れることによって自然に治まります。(多くの場合は1週間程度、早い人であれば数日程度で治まる)
2.レチノールの効果
レチノールにはさまざまな美容効果が期待されています。
◇・シワ・たるみの改善
肌のシワやたるみの主な原因は、加齢によって減少するコラーゲンやエラスチンです。
レチノールはコラーゲンの生成を促進する働きがあり、臨床試験では0.04%のレチノールを12週間使用したところ、シワの改善に効果をもたらしたことが報告されています。
◆シミの改善・美白効果
シミの原因の1つが紫外線によるメラニン色素の蓄積です。元々肌にはメラニンが均等に広がっていますが、紫外線によるダメージや加齢により、肌の一部にメラニン色素が集中し、シミとして現れてしまいます。
レチノールの効果でターンオーバーが促されると、メラニンが排出されやすくなるため、シミの改善が目指せます。
◇毛穴の黒ずみ・たるみを改善
毛穴の黒ずみやたるみが起きてしまう原因の1つが、皮脂の過剰分泌です。
レチノールには、皮脂の分泌量を正常に調整してくれる効果があるため、毛穴の黒ずみやたるみの改善にも効果が期待できます。また、ターンオーバーを促進する相乗効果で、大きく開いた毛穴やたるんで広がった毛穴など幅広い毛穴トラブルの改善にも繋がります。
◆ニキビ・ニキビ跡の改善
ニキビの原因の1つが、皮脂の分泌量が増加することです。毛穴が詰まってアクネ菌が増殖し、炎症を起こすとニキビが生じます。また炎症性ニキビを生じた場合、治った後に赤みや色素沈着が原因でニキビ跡が生じることもあります。
皮脂が過剰分泌する一つの原因として、ビタミンAの不足が考えられます。ビタミンAのレチノールは、ニキビ・ニキビ跡の改善および予防に有効です。
3.レチノールの注意点
レチノールは使用時の注意点がいくつかあります。
□効果を実感するまでに時間がかかる
レチノールによる美肌治療は即効性があるわけではありません。効果を実感するには、少なくとも数か月続ける必要があります。
■肌を十分に保湿する
レチノールを使うと、肌のターンオーバーが活発になることで、肌が乾燥しやすくなります。皮膚の水分量が少ないと肌のバリア機能も低下するため、肌トラブルを起こしやすくなります。レチノールを使用するときは、保湿剤を十分に使って肌の乾燥を防ぎましょう。
□紫外線対策をしっかり行う
レチノールにより肌の新陳代謝が進むと皮膚の角質層が薄くなり、紫外線に対して敏感になります。特に、副作用でレチノイド反応が起きているときは、紫外線のダメージを受けやすいので、UVケアを徹底するようにしましょう。
4.まとめ
レチノール配合化粧品は、注意点を確認しながら使用しましょう。
