明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて皆さん、初詣に行ったさいに「破魔矢」は買いますか?
破魔矢とは、正月の縁起物や神具として神社・寺院で授与される“矢”のことです。破魔弓と呼ばれる“弓”とセットにすることもあります。
また、家屋を新築した際の上棟式に呪いとして鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てたり、男の子が生まれてから迎える初正月にお守りとして破魔矢・破魔弓を贈る習慣もあります。
◎破魔矢の由来
破魔矢は「仏教」由来と「神事」由来があります。
「仏教」由来説
仏教において、【青面金剛(しょうめんこんごう)※】に従う四夜叉の一人「烏摩勒伽(うまろきゃ)」が持つ金の弓矢が、破魔矢の発祥であるという伝承があり、烏摩勒伽ら四夜叉を祀る日光の輪王寺では、それにちなんだ龍神破魔矢が授与されています。
※日本仏教における信仰対象のひとつ。夜叉神
「神事」由来説
古代の正月に行われていた弓の技を試す「射礼(じゃらい)」という行事(年占い)に使われた的を「ハマ」と呼び、これを射る矢を「ハマ矢」、弓を「ハマ弓」と呼んだことが起源とされています。
◎破魔矢の意味
破魔矢は文字の通り「魔を破る」ということから、災いを払い、幸福を願う魔除けの縁起物です。
「厄除け」 邪気や悪霊を追い払い、災いを防ぐとされています。
「家内安全」 家族の健康や安全を守ると信じられています。
「開運」 運気を高め、幸運を招く効果が期待されます。
※破魔矢の先が鋭く尖っていないのは、邪魔が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の妖気を破り浄化する用を為せばよいため、鋭利な刃物である必要が無いからだそうです。
◎破魔矢の飾り方
①飾る場所
神棚や床の間、玄関など、目線よりも高い清らかな場所に飾るのが一般的です。明るく、人が見上げる位置が良いとされています。
②矢の向き
破魔矢は羽が付いている方が上になるように飾ります。矢じりを上に向けるのは、天に向かって矢を射ることになるため避けるべきとされています。邪気払いとして、矢じりを悪い方角へ向ける飾り方もあります。
◎破魔矢の処分方法
破魔矢の効力は1年間とされており、1年飾った後、新しいものと交換するのが一般的です。古い破魔矢は、授与された神社やお寺の古札所に納めるのが基本です。古札所がない場合は、社務所や寺務所の窓口で引き取ってもらえます。
破魔矢の扱い方や飾り方、処分の仕方は、地域や宗教によって異なる場合があります。気になる方は、授与される際に神社仏閣に確認することをおススメします。
