正しい座り方は美容と健康の基礎!


日本代表に招集された長友選手が帰国した際、「姿勢の悪い人が目立ちますね。」と言っていました。
考え事をしながら、あるいはスマホを見ながらうつむき加減に歩いている人が多かったのでしょうか。
美しい姿勢は美容と健康の基礎です。今回は正しい座り方についてです。

◆目次◆

1.正しい椅子の座り方

1-1 理想的な椅子の座り方

1-2.ねこ背はストレートネックの原因

1-3.骨盤を立てる

2.正しい座り方で美容と健康を手に入れよう

2-1 ダイエット効果

2-2.肩こり腰痛の防止

2-3.血行や自律神経バランスの改善

3.まとめ

1.正しい椅子の座り方


座り方には、正座、長座(足を投げ出して座ること)あぐら、体育座り、横座り(正座から足を横に崩した状態)などありますが、本コラムでは正しい椅子の座り方について考えてみたいと思います。

1-1 理想的な椅子の座り方

椅子に座った時の理想的な姿勢は、頭が体の真上に乗った感じで、上体は垂直、股関節と膝関節が直角で足の底が地面についている状態です。この状態では、前後左右の筋肉のバランスがとれています。
実際には、椅子に深く座り、頭のてっぺんを糸で軽く引っ張られるイメージで、顎を軽く引き、肩はリラックスして、背中が丸まったり(ねこ背)、腰が反り過ぎ(反り腰)ないようにすると良いでしょう。

1-2 ねこ背はストレートネックの原因

ねこ背は、近年増加しているストレートネックの原因と考えられています。
本来、背骨は緩やかなS字を描くことによって重みに耐えられるアーチ構造が特徴です。
ストレートネックでは重みに耐える力が弱まり首や肩の筋肉に負荷がかかるため肩こりなどを誘発してしまいます。

1-3 骨盤を立てる

理想的な姿勢で座っている時、骨盤がほぼ垂直・水平な状態になっています。これを「骨盤を立てる。」と言います。
骨盤は、身体の中心にあって上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っています。
数種の骨が組み合わさった集合体で、真中にある仙骨と左右に広がった寛骨、尾骨などで構成されています。
寛骨は上から腸骨、恥骨、坐骨で構成されています。
骨盤の形状はすり鉢のようでその空間には直腸や泌尿器、生殖器などが収められ、男女で形や機能が異なります。

骨盤を立てて座るには、坐骨の先端の少し前ぐらいで座るようなイメージを持つと良いでしょう。坐骨の先端は座った時、お尻の下にくる尖ったところです。

2.正しい座り方で美容と健康を手に入れよう

2-1 ダイエット効果

正しい座り方を維持するためには、背中の筋肉や腹筋、足腰の筋肉をバランス良く使う必要があり、良いエクササイズをしているとも考えられます。
また、骨盤は内蔵を支えていますので、骨盤を立てないで座っていると内蔵が下へ集まり、代謝や血行が悪くなり下半身太りなどを引き起こしてしまいます。
ダイエットのためにも美しい姿勢で座りましょう。

2-2 肩こり腰痛の防止

正しい座り方を維持するためには、バランス良く筋肉を使う必要があるので、ヒトは自然に楽な姿勢を求めて、前かがみになったり(ねこ背)お尻を前にずらして座ったり(仙骨座り)反り腰で座ったり、肘をついたり(スフィンクス座り)してしまいます。
これらの状態は一見楽そうですが、筋肉をバランス良く使えていないため、あるいはストレートネックなどによって肩こりや腰痛などの原因となり得ます。
また、立っている時よりも座っている時の方が椎間板にかかる圧力が増大しますので正しく座ることはとても大切です。
できるだけ正しい姿勢で座るように意識してみましょう。1日数回意識するだけでも効果があります。
但し、疲れを感じたら、立ち上がったりストレッチをするなど無理しないことも大切です。

2-3 血行や自律神経バランスの改善

骨盤を立てて正しく座ると、背骨が自然と緩やかなS字を描いて骨盤の上に収まり、その上に頭がのった理想的な姿勢となります。
首や背骨には大切な神経や血管が集まっていますので、正しく座ることによって、血行の改善や自律神経バランスの改善も期待できます。

3.まとめ


ヒトの身体は、本来、座るためにはできていないようです。
座ることは立つことよりも楽に思えますが、身体の色々なところに負荷がかかってしまうそうです。
この負荷を軽減するためにも正しく座ることが大切です。

<参考資料>
竹井仁 姿勢の教科書 ナツメ社 2015年
國津秀治 よくわかる股関節・骨盤の動きとしくみ 秀和システム 2013年
ドクタークロワッサン 座り方を変えるだけで、不調は治る! マガジンハウス 2016年
木津直昭 肩こり・腰痛が消えて仕事がはかどる究極の座り方 文響社 2016年

<参考コラム>
「反り腰を治して腰痛改善お腹を解消しよう。」 
「正しいウォーキングのすすめ」