
目元は、皮膚が体の中でも最も薄い部分で乾燥もしやすいため、様々なトラブルが起こりやすい場所です。なかでもあらゆる年齢で起こりやすいのが「目の下のクマ」です。クマがあるだけで疲れてみえたり、老けてみえます。どうすればクマは改善できるのかご紹介します。
◆目次◆
1.クマの種類と症状
2.クマの見分け方
3.クマの解消方法
4.まとめ
1. クマの種類と症状

クマには3種類あり、同時に複数のクマが起こる場合もあります。
青クマ:睡眠不足や冷え、パソコン、スマホの使いすぎなどで目を酷使している人に起こりやすく、血流が低下して皮膚から静脈血が透けて見えるため、目の下が青っぽく見えるクマを「青クマ」といいます。
血行が悪くなると本来排出されるべき老廃物が排出されず、滞った血管が透けて見え、目の下が青っぽくなってしまうのです。
因みに、静脈血とは、静脈中を流れる二酸化炭素を多く含む血液で、実際の色は暗褐色ですが、光線の反射具合、周囲の皮膚の色と比較から青く見えるそうです。
茶クマ:摩擦やかぶれ、紫外線のダメージによって引き起こされるのが茶クマです。
メイクを落とす時に目を強くこすったり紫外線をたくさん浴びると、肌を守ろうとしてメラニンが大量に生成され、それが排出されずに色素沈着によって目もとがくすんで茶色く見えてしまうクマです。
黒クマ:乾燥や加齢による真皮成分の衰えが原因で目の下がたるんだり、でこぼこができて、その影が黒くみえるクマです。
クマの由来は、歌舞伎の化粧法・隈取(くまどり)だそうです。隈取とは、芝居小屋などで遠くの観客が役者の表情を見やすくするために血管や筋肉をオーバーに表現する化粧法のことを言います。

2.クマの見分け方
・目じりを横に引っ張って、色が薄くなったら青クマで、色が変わらないなら茶クマです。
・手鏡などを利用して、上を向いて目もとを見た時、色が薄くなったら黒クマです。
3.クマの解消方法

クマを解消するには、それぞれのクマによりお手入れ方法が異なります。
3-1
青クマのお手入れ~滞った血流を促す~
青クマを改善するには、血流をスムーズにして、老廃物の排出を促すのが大切です。
目のまわりをマッサージすると一時的に目もとが明るくなります。
目の下の骨の上あたりと眉下を気持ちの良い程度に、目のまわりはデリケートなのであくまでも優しく、押すだけで滞った血流が促されます。
カフェインなどが配合されたアイクリームを使うと、血管が拡張され老廃物の排出を促してくれますし、ホットタオルなどの温冷ケアも効果的です。
これらを毎日続けると良いでしょう。
3-2 茶クマのお手入れ~ターンオーバーとUVケア~
茶クマの原因は、メラニンの色素沈着なので、ターンオーバーの促進と紫外線ケアが大切です。
ビタミンCを多く含まれる食品を食べることでメラニンの色素沈着を防ぐ効果があります。赤ピーマン・ブロッコリー・レモン・柿・キウイを摂ると良いでしょう。また、ジャガイモやサツマイモは調理によるビタミンCの損失が少ないのでこちらもお勧めです。
ターンオーバーを促進するには、乾燥・ストレス・睡眠不足を改善すると良いでしょう。乾燥により肌はくすんでいきますので、保湿をしてあげることが大切です。
紫外線ケアは、日焼け止めなどこまめに塗る、できるだけ紫外線を浴びないようすると良いでしょう。とくに男性は紫外線対策をする習慣がない方が多いので、年間を通して日焼け止を塗る、帽子をかぶるなどしましょう。
3-3 黒クマのお手入れ~エイジングケア~
黒クマは、加齢によってお肌のハリや弾力が失われ、目もとがたるんだり、凹凸ができることによるものです。年齢を重ねると誰にでも現れるので早めのエイジングケアが大切です。
目のたるみを改善するには、以前別コラムでご紹介した、目をぎゅっとつぶって(グー)、ぱっと見開く(パー)を繰り返すグーパートレーニングなどが効果的です。
また、青クマ・茶クマのケアをすることで、加齢によっておこる黒クマの予防にもなるでしょう。
4. まとめ

意外と簡単なお手入れ方法でクマを改善できることが分かりました。敏感な場所でもあるので、あまり刺激せずにリラックスしながらケアをするといいですね。
<参考資料>
いちばんわかるスキンケアの教科書 高瀬聡子 細川モモ 講談社 2014年
<参考コラム>
目を鍛えて老眼にノーと言おう!
日焼けを残さない!アフターケア
