糖化による身体への影響

糖化は美容だけではなく、健康にも重大な影響があります。

◆目次◆

1.糖化

2.糖化の影響

3.糖化を防ぐ

4.まとめ

1.糖化

糖化とは、過剰にとりすぎた糖質がタンパク質と結びついて、タンパク質が変性・劣化しAGEs(蛋白糖化最終生成物)という老化物質を生成する反応のことを言います。
このAGEsは分解されにくく、体内に蓄積することによって様々な影響が出ます

私たちの体の中でタンパク質や脂肪を糖化させる糖には「ブドウ糖(グルコース)」と「果糖(フルクトース)」の2つがあります。

=ブドウ糖(グルコース)=
食事に含まれている砂糖(ショ糖)と炭水化物は、胃や腸に入ると、消化酵素の力でブドウ糖に変わります。ブドウ糖は血液中に流れ込むと膵臓から分泌されるインスリンによって体内の細胞に送り込まれ、エネルギー源として脳や筋肉、内臓の働きなど様々な生命活動の源になります。

=果糖(フルクトース)=
果糖を食事や飲み物で摂取すると、消化酵素に分解されることなく、そのままの形で腸から吸収されます。果糖が血液中に入ると、大部分は直接体内の細胞へ送り込まれるので、ブドウ糖のようにインスリンが関与することはありません。
果糖は体温とすぐ反応するため、ブドウ糖に比べ10倍以上のスピードでタンパク質や脂肪を糖化させます。

このように糖は生命を維持するエネルギー源である一方、エネルギー源として代謝されない余分な糖は糖化を引き起こします

2.糖化の影響

糖化=老化は、肌のたるみ・シワ・シミや髪のツヤ・薄毛など、美容への悪影響だけではありません。
糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、アルツハイマー病、骨粗しょう症、癌、白内障、加齢黄斑変性症など、病気の原因となります。病気の種類が広範に渡るのは、糖化反応がきわめて基礎的なレベルで分子と細胞の関係を阻害し、過酸化水素などの強い酸化剤を生成するからだそうです。

3.糖化を防ぐ

糖分は人間が生きていくための重要な栄養素の一つです。
そのため、糖分の摂取は必要不可欠なのですが、摂り過ぎと血糖値が急上昇するような食品、食べ方を注意しなければなりません。

糖化を防ぐ方法①
「GI(グリセミック・インデックス)値」
GI値数字が低い食品を選んで摂取しましょう。

低GI値
(49以下)
中GI値
(50~79)
高GI値
(80以上)
主食 パスタ(全粒粉)、
おかゆ(玄米)
胚芽精米、玄米、そば、おかゆ(精白米)、
もち米、クロワッサン
食パン、フランスパン、精白米、もち、うどん
野菜類 さやいんげん、玉ねぎ、
トマト、長ネギ、ナス、
キャベツ、ブロッコリー、
ピーマン、大根、小松菜、
キュウリ、レタス、もやし
カボチャ、トウモロコシ
山芋、里芋、さつまいも
ジャガイモ、ニンジン
果実類・
果実加工品
 リンゴ、ミカン、レモン、柿、イチゴ、桃 パイナップル、スイカ、バナナ イチゴジャム
魚類・
魚介加工品
マグロ、カツオ、サバ、
アジ、イワシ、真ダコ、
イカ、シジミ、アサリ
ウニ、かまぼこ、
ちくわ、さつま揚げ
肉類・
肉加工品
牛肉(ロース、ヒレ、モモ、サーロイン)、
豚肉(レバー、ロース、モモ)、
鶏肉(レバー、ムネ、モモ)、
ソーセージ、ロースハム
牛肉(レバー)、
焼き豚、ベーコン
キノコ・
海藻類
しいたけ、エリンギ、
えのき、シメジ、なめこ、
生わかめ、海苔、
ヒジキ、昆布
菓子類 クッキー、カステラ、     ポテトチップス チョコレート、
ホットケーキ、
ドーナツ、
キャンディ
卵・
乳製品
鶏卵(生、ゆで)、牛乳、
プレーンヨーグルト、
バター、プロセスチーズ
調味料類  味噌、ケチャップ、しょうゆ、マヨネーズ、ウスターソース、
食塩、米酢、穀物酢

糖化を防ぐ方法②
「ベジファースト」
主食のパンやごはんといった炭水化物を摂る前に、食物繊維が豊富な野菜やキノコ類、タンパク質を含む肉・魚類を食べましょう。

糖化を防ぐ方法③
「運動」
血糖値が一番上がるのは食後1時間。この時に運動することが重要です。30分程ウォーキングをしましょう。ただし、運動直後に糖分を多く含む飲み物は厳禁です。

糖化を防ぐ方法④
たばこの煙がAGEsを増やすことが判明しています。自分で吸うだけでなく、隣にいる人の副流煙を吸うだけでも、約30分でAGEsを増やしてしまうと報告されています。

4.まとめ

【食後2時間くらいで空腹感を感じる】人は、糖化が進んでいるかもしれません。
食事の際は、ゆっくりよく噛んで食べて血糖値の上昇を緩やかにしてあげましょう。

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