脳のパフォーマンスを上げよう!

年をとると頭の回転が鈍くなるように感じます。
でも、時々、年をとっていてもハツラツとしている人に出会うことがあります。
ジムで親しくなったおじいちゃんですが、人柄は穏やかだし、頭の回転は速いし、最近は通信講座で5か国語目を習得したとの事。
ちょっと驚きでした。
いつまでも脳のパフォーマンスを上げる方法はあるのでしょうか。

◆目次◆

1.脳のパフォーマンスを上げるには

2.脳のパフォーマンスを上げるための習慣

2-1 常に好奇心や興味を持つ

2-2 疲れた、嫌だと言わない

2-3 時には「コツコツ」「効率性」から離れてみる

2-4 スポーツ、絵画、楽器など趣味をもつ

2-5 人をほめる(自分もほめる)

3.脳に良い栄養素

4.まとめ

1.脳のパフォーマンスを上げるには

脳は、理性を司る部分と本能を司る部分とに大まかに分かれています。
脳のパフォーマンスを上げるには、脳の持つ本能を理解して磨くようにすると良いそうです。具体的にみていきましょう。

2.脳のパフォーマンスを上げるための習慣

2-1 常に好奇心や興味を持つ

思考や記憶に大きくかかわるのが脳の知りたいという本能です。
常に好奇心や興味を持つことで、この本能が磨かれ思考力や記憶力のアップに結び付きます。

2-2 疲れた、嫌だと言わない

脳は、目や耳から入ってくる情報に、先ず「好き」「嫌い」「感動した」など、感情のレッテルを貼ります。
「嫌い」などマイナスのレッテルが貼られた情報は、理解できなかったり、思考が深まらなかったり、記憶し難くなってしまいます。
「疲れた」「嫌い」が口癖のようになると、情報にマイナスのレッテルが貼られやすくなってしまいます。
好きになる力、感動する力を養うと、脳のパフォーマンスも上がります。

2-3 時には「コツコツ」「効率性」から離れてみる

一般に「コツコツやる」「効率性を追求する」は正しいです。
しかし、コツコツの裏側には、失敗するかもしれないなど、マイナスの思考が隠れていることがあります。
また、効率ばかり追求していると思考が深まらないこともあり、別の視点から考えることによって思考が高まり、今まで見えていなかったことや独創的なアイディアが生まれやすくなります。
時にはコツコツから離れて自分の可能性に挑戦してみたり、効率性から離れて思考の寄り道をしてみると、脳のパフォーマンスも上がります。

2-4 スポーツ、絵画、楽器など趣味をもつ

空間のなかで位置や形などを認識する力を「空間認知能」といい、物事の認識や判断、思考、記憶などに重要な働きがあるため、空間認知能を鍛えると脳のパフォーマンスも上がります。
自分の動きをイメージするスポーツ、イメージした情景を描写する絵画、イメージした音を表現する楽器などは空間認知能を鍛えるのに効果的です。
運動後にはセロトニン(幸せホルモン)が放出され幸福感を得ることもできます。

2-5 人をほめる(自分もほめる)

脳は、正しい動作ができると自己報酬神経群が働き、ドーパミンという脳内ホルモンが放出されます。
ドーパミンは、快感や喜びをもたらす脳へのご褒美です。ご褒美がもらえると脳も喜び、さらにパフォーマンスが上がります。
周りの人を、ついでに自分もほめるくせをつけましょう。

3.脳に良い栄養素

脳に良い栄養素をまとめてみました。
ブドウ糖
普段、消費するエネルギーの24%は脳で消費されます。この大量のエネルギーを補うため、欠かせない栄養素がブドウ糖(糖分)です。
過度なダイエットが脳の健康によくないのはこのためです。
DHA(オメガ3)
DHAには脳や神経の発達を促す作用、脳の働きを活発にして記憶力や集中力を増す作用があります。
多く含まれる食品:イワシ、サバ、サンマ、アジ、マグロ(トロ)、アボカドなど
チロシン(必須アミノ酸)
チロシンはドーパミンの原料となります。ドーパミンが不足すると、うつなどの症状に結び付いてしまいます。
多く含まれる食品:アーモンド、アボガド、バナナ、牛肉、鶏肉、チョコレート、コーヒー、卵、緑茶、ヨーグルト、スイカなど
トリプトファン(必須アミノ酸)
トリプトファンはセロトニンの原料となります。セロトニンはトリプトファンのみから生成されます。
多く含まれる食品:豚肉(赤身)、牛肉(赤身)、豆腐、納豆、みそなど大豆食品、ごま、チーズ、牛乳、ヨーグルトなど
ポリフェノール
ポリフェノールには記憶力や思考力を高めてくれるテオプロミンなどが多く含まれています。
多く含まれる食品:チョコレート、大豆食品、緑茶、紅茶、コーヒー、赤ワイン、そば、たまねぎ、柑橘類など
ビタミンB6
ビタミンB6はブドウ糖の吸収を助け、脳内ホルモンであるドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、GABA(ギャバ)、アセチルコリンなどの生産を助けてくれます。
多く含まれる食品:小麦胚芽油、米、ジャガイモ、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳、乳製品、シーフード、レンズ豆、ピーマン、ナッツなど

4.まとめ

大学である運動の指導をしていた時、当初はネガティブ・コーチング(伝統的な厳しい指導)、その後はポジティブ・コーチング(褒めて伸ばす指導)で取組みました。
どちらも優劣あるのですが、ポジティブ・コーチングの方が圧倒的に選手個人の成長は早かったです。
「ほめて伸ばす」「ほめて伸びるタイプ」は正解ですね。

<参考資料>
図解 眠れなくなるほど面白い脳の話 茂木健一郎 日本文芸社 2020年
図解 脳に悪い7つの習慣 林成之 幻冬舎 2015年

<参考ブログ>
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