
腎臓は、毎日ドラム缶1本分の血液を浄化している働き者臓器です。
いたわってあげると体に様々な良い影響があらわれます。
冷えやむくみの改善、腰痛や肩こりなどの改善、肌あれ、吹き出物など肌トラブルの改善、アンチエイジングなどなど。
◆目次◆
1.そもそも腎臓って?
2.腎臓の調子が悪いと・・
3.腎臓をいたわろう
4.まとめ
1.そもそも腎臓って?

私たちが食物から摂った栄養素は、血液によって全身の細胞に運ばれます。
細胞では、栄養素と酸素を使って新陳代謝が行われます。
新陳代謝の過程で不要な老廃物がたくさん出ます。
この老廃物は再び血液に入り、体内を循環することなく、尿として対外に排出されます。
腎臓は、血液中の老廃物をこしとって、尿を生成する器官です。
老廃物を排出するだけでなく、余分な水分や塩分を排出する役割もあり、この働きによって、私たちの体内の水分量は一定に保たれています。
また、腎臓や腎臓の上側にある副腎は、血圧を調節するホルモンを分泌したり、骨髄での造血を促すホルモンを分泌するなど血液の流れや血の生成にも関与しています。
腎臓は、腰のあたりに左右1個ずつあって、重さ約150gほど、そら豆のような形をしています。
1日に約150リットルもの原尿を処理していますが、そのほとんどはブドウ糖や水分として再吸収され、実際に尿になる量は1.5リットルほどです。
腎臓には、大静脈と大動脈から直接分岐された腎静脈と腎動脈が通じています。
毎日ドラム缶1本分の原尿を処理したり、血圧の調整に関与したりするため、メインの血管に直接アクセスする専用の血管があるわけです。
このように腎臓はとっても大切な器官です。
2.腎臓の調子が悪いと・・
腎臓は、老廃物を対外に排出することが主な仕事ですから、その調子が悪くなると体に様々な影響があらわれます。
深刻な症状の一つ、腎不全になると腎臓が萎縮してその機能が低下します。原因として最も多いのは糖尿病です。
腎臓の機能が低下することで尿の出が悪くなり、排出されるはずの有害成分が体内に貯まり多くの臓器に症状があらわれます。
これを尿毒症といい、主な症状は、吐き気、便通異常、頭痛、筋肉痛、高血圧、不整脈などで、さらに症状が進行すると人工透析や腎移植が必要になります。
3.腎臓をいたわろう
3-1 食生活を整える

特に塩分と糖分の摂りすぎに注意しましょう。
腎臓は塩分の調節もしています。
適度な塩分は腎臓を強化しますが、摂りすぎると腎臓の疲労につながります。
砂糖は腎臓のフィルターの網目を大きくしてしまう作用があり血液を濾過する機能の低下につながります。
3-2 ストレスを軽減する
過剰なストレスにさらされないようにしましょう。
適度なストレスは心身に刺激を与え健康などにプラスですが、ストレス状態を感じると副腎から抗ストレスホルモンが分泌され、あまり長く続くと副腎が疲弊してしまいます。
3-3 体の冷え
体を冷やさないように注意しましょう。
冷えは万病の元です。腎臓は特に冷えに弱い臓器です。
過剰な水分摂取も血液を冷やし腎臓にも悪影響です。
3-4 簡単なマッサージ

ウエストラインの周辺にある、京門(きょうもん)、志室(ししつ)、腎愈(じんゆ)というツボを刺激してあげると腎臓が元気になります。
腎臓は毛細血管が多くとてもデリケートな臓器ですので、たたいたりせず優しくマッサージしてあげましょう。
4.まとめ

働きものの腎臓。いたわってあげるときっと良いことがあります。
健康診断などで、突然、血圧だけ異常値がでる時は少し注意して下さい。
血圧の調節に関与している腎臓がアラームを出している可能性があります。
<参考資料>
新版 からだのしくみカラー事典 垣内義亨 主婦の友社 2016年
世界一簡単な若返り 腎もむだけ整体 福辻鋭気 学研プラス 2019年
