
以前より暑がりになる、体調を崩しやすくなる、すぐにイライラする、そんな自分に対して嫌になり落ち込む・・・そんな症状ありませんか?
更年期障害とは何かを知って、自分の心身の変化と向き合い上手に過ごしていきましょう。
◆目次◆
1.更年期とは
2.更年期障害とは?その原因
3.更年期障害の症状
4.更年期の対策
5.まとめ
1.更年期とは
閉経を挟んだ前後約10年を更年期と言います。体質、栄養状態、分娩の回数などによって個人差がありますが、平均46~55歳で閉経を迎えます。
2.更年期障害とは?その原因
更年期に現れるさまざまな症状を更年期症状と呼び、その中でも症状が重く日常生活に支障を来すものを更年期障害と呼びます。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。閉経後、主にエストロゲンの急激な減少からホルモン環境が激変するため、心身が適応できずに起こるものです。
なお、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の詳しい役割はコラム「女性ホルモンのバランスを整えて、美と健康を手に入れよう! 」もご覧ください。
3.更年期障害の症状

初期から目立つのがホットフラッシュ(急激なのぼせ、多汗)、動悸、息切れ、めまいなどさまざまです。この症状が、他の病気の要因ではないことが条件になります
3-1 自律神経失調症状
ホットフラッシュ(のぼせ、多汗)、寒気、冷え症、動悸、胸痛、息切れ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまいなど
3-2 精神症状
イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ、無気力、不安、不眠、集中力や記憶力の低下など
3-3 その他の症状
腰痛や関節痛、手足のしびれ、嘔気や食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみなど
3-4 簡略更年期指数チェック
更年期障害の有無

10項目の合計点数
0~25点 ・・・以上なし
26~50点 ・・・食事、運動に注意
51~65点 ・・・更年期・閉経外来を受診
66~80点 ・・・長期間の計画的な治療が必要
81~100点・・・各科の精密検査、長期の計画的な対応が必要
合計点が51点以上は更年期障害の可能性が高く、医療機関の受診をお勧めします。
DATA:小山嵩夫、「日本医師会雑誌」109巻:P259-264、1993
4.更年期の対策
4-1 食生活

年齢とともに食生活が固定化し、不足しがちな栄養分が摂れず、更年期症状を悪化させることも少なくありません。更年期は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすい時期でもあるので、食生活を見直しましょう。栄養をバランスよく摂ることも大切です。特に和食はバランスも良くお勧めです。
女性ホルモンのエストロゲンに近い働きをする大豆イソフラボンを含む大豆製品を摂取するといいでしょう。大豆イソフラボンは、ほてりや肩こり、発汗など更年期に現れる不調を緩和する作用があると言われています。
大豆にはコレステロールの上昇を防ぐ大豆たんぱくや、血圧を下げる大豆ペプチド、血液をサラサラにするサポニンなどが含まれていているので閉経に伴って発症しやすくなる生活習慣病の予防効果にも期待できます。
コラム「和食はダイエットに良い?発酵食品を摂ろう!麹菌はすごい! 」もご覧ください。
4-2 運動
運動で筋肉を増やし血行を良くしましょう。更年期症状の緩和が期待できます。
いきなり、ハードな運動をするとケガの原因になりかねます。無理をせず、楽しみながら続けられる運動を選びましょう。例えば、普段の生活の中で、意識的に歩く、階段を使うなどしてみましょう。徐々に運動量を増やしていくのが理想です。
4-3 自律神経のバランスを整える
自律神経のバランスを整えるため、ハーブティーとアロマセラピーも効果的です。
カフェインやアルコールは多汗を招くためできるだけ控え、ハーブティーをお勧めします。ハーブティーの中でもセージはのぼせや多汗を抑え、チェストベリーはホルモン中枢である脳下垂体に直接作用して女性ホルモンの分泌を調整する作用があります。
アロマセラピーは自然の植物のエッセンスで自然治癒力を高めてくれます。中でもクラリセージは、女性ホルモンの一つの「エストロゲン」によく似た「スクラレオール」と呼ばれる成分が含まれていて更年期症状の緩和に期待できます。ほんのりと甘いハーブの香りがします
コラム「香りとリラックス」も参考にしてください。
5.まとめ

更年期障害は、なかなか他人には理解できません。私が学生の時、母は何度も心臓が痛いと言っては薬を手放せませんでした。その時の私には理解できず、普段は元気な母に大袈裟だなとあまり手伝いもしないで甘えていました。大人になって母に尋ねると、やはり更年期障害だったそうです。
一人で抱え込まず、相談できる相手に話し、無理をしないのが一番です。ひどくなる前に婦人科に相談するのも良いでしょう。
