食中毒になりやすい人

牡蠣を食べると必ずあたる人っていますよね。
1回なら偶然かと思うのですが、毎回毎回あたる人のお腹の中は一体どうなっているのでしょうか。

◆目次◆

1.食中毒

2.食中毒になりやすい人

3.まとめ

1.食中毒

食中毒とは、食中毒を起こす元となる細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまで、時は命にもかかわるとても怖い病気です。
細菌による食中毒にかかる人が多く出るのは気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月頃です。ウイルスによる食中毒は冬に流行します。また、キノコや魚のフグなどには、自然に有毒な物質を含んでいるものがあり、そういったものを間違えて食べることによって食中毒になることもあります。
食中毒を起こす主な細菌とウイルス
〇サルモネラ菌
〇黄色ブドウ球菌
〇腸炎ビブリオ菌
〇カンピロバクター
〇腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)
〇ノロウイルス
〇E型肝炎ウイルス

2.食中毒になりやすい人

同じものを食べて全ての人が食中毒を起こすわけではありません。
食中毒になりやすい人の要因
腸内に善玉菌が少ない
例えばO-157のような悪玉の大腸菌は、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌が健全に活動していれば腸内で増殖しにくくなることが実証されています。腸内環境が整い善玉菌が優位な人は、腸管感染症が発症しにくいと考えられます。
ストレスが多い
ストレスがあると自律神経のバランスが崩れて、免疫力が下がるということが研究により証明されています。ストレスは、腸内細菌のバランスを崩し悪玉菌優勢にするということもわかっていて、ストレス過剰な状態は、病気に罹るリスクが高い状態ともいえます。
唾液が少ない
唾液に含まれる酵素には、強い殺菌効果があります。ただし唾液は、よく噛まないと分泌量も少なくなります。早食いのクセがある人は唾液の分泌が少ない傾向があるので、よく噛むことを意識しましょう。
胃酸が少ない
胃酸は多すぎると胃潰瘍や逆流性食道炎の原因となることもありますが、逆に少なすぎると胃の中に入ってきた菌を殺す力が弱まるという欠点があります。胃酸を抑える薬を飲んでいたりして極端に胃酸の量が少ない人は、腸管感染症をきたしやすい要因の一つといわれています。
年齢や体調
大人に比べ免疫力が低い子供や、免疫力が低下している高齢者は、細菌やウイルスにかかりやすいうえに、重症化しやすいとされています。また、健康な人でも、過労や睡眠不足など体調不良があると免疫力が低下しているので要注意です。
鮮度や量
鮮度が悪い場合は菌が繁殖しやすい状況にあります。生食は止め、十分に加熱して食べましょう。また、カラダの中に入る菌の量でも食中毒を発症するかどうかが異なります。通常は、食中毒菌を1~2個摂取しただけでは発症しません。発症するにはある程度の菌量が必要ですが、少ない菌量で食中毒を発症するものと、多くの菌を摂取しないと発症しないものがあります。
血液型
ノロウイルスには複数の種類が存在しますが、ノーウォーク類似型に関してはB型の血液型の人には感染しないことがわかっています。ただし、ノーウォーク類似型以外のノロウイルスには感染するので、まったくあたらないわけではありません。
◆ハゲタカ(コンドル)は食中毒にならない
ハゲタカは死肉をあさる際、炭疽菌やクロストリジウム菌などの病原菌や毒素に身をさらすことになっても、病気になったり死んだりしないことが知られています。デンマークとアメリカの科学者チームが発表した論文によると、その理由は「数百万年に及ぶ進化で磨き抜かれたハゲタカの消化管がのみ込んだ有害な細菌の大半を殺し、残った細菌と問題なく共存することができる」ということにあるようです。

3.まとめ

体調が悪い時は、生食は止めて充分に加熱したものを食べましょう。また、毎回あたる人はアレルギーの可能性もあるそうです。
<関連コラム>
・菌とウイルスと手洗い
・除菌には…
・梅雨の季節がやってきた~ジメジメには注意しよう。
・血液型による免疫力ランキング―後編―