食生活は大丈夫?(遺伝子組み換え作物)

最近、高齢者を中心に元気の無い人や足をひきずったり杖をついたりする人が増えたなあと感じます。私の記憶にあるおじいさんやおばあさんは、腰は曲がっていましたがとても元気だった印象です。
今と昔とで何が変わったのでしょうか。
世の中とても便利になった一方、私たちの食生活は大きく変化しました。
昔の人が食べてなかったもの、例えば、遺伝子組み換え作物、保存料、着色料、食品添加剤、甘味料などが当たり前のように食されるようになりました。

◆目次◆

1.遺伝子組み換え作物とは

2.遺伝子組み換え作物の栽培状況

3.国内の状況

4.まとめ

1.遺伝子組み換え作物とは

新しい種を生み出す方法として品種改良があります。
これは同種を交配してより良い品種を生み出すことで自然界でも起こりうる変化ですが手間と時間がかかります。
そこで登場したのが遺伝子組み換え技術です。
遺伝子組み換えは同種のみならず他種の特性すら実現します。
害虫に強い作物、除草剤に耐性を持った作物、完熟状態を保つ作物などおよそ自然界では存在し得ない作物もつくられてしまいます。
例えば害虫耐性を持たせるため組み込まれたBt毒素(別名:殺虫性タンパク質)を出す遺伝子は、体内で分解されるため安全とされていますが、アレルギーを誘発する可能性がありアレルギーの増加と関連があると指摘されています。
そのほか、遺伝子組み換え作物を食べた動物の生殖関連の障害、異常に高い生後死亡率など、遺伝子組み換え作物にはその長期使用によって生ずる影響には懸念がありそうです。
ヨーロッパでは社会問題となり大規模な遺伝子組み換え作物の排除運動も起こっています。

2.世界の遺伝子組み換え作物栽培状況

データは少し古いですが令和元年における世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積は約1億9千万ヘクタール(日本の農地面積の約43倍!)になります。
主な栽培作物は大豆(48%)トウモロコシ(32%)綿(14%)及び菜種(5%)でこれら品目の主な輸入相手国は以下の通りです。

大豆:アメリカ、ブラジル、カナダ

トウモロコシ:アメリカ、ブラジル、アルゼンチン

綿:アメリカ、ブラジル

菜種:カナダ、オーストラリア

3.国内の状況

日本では遺伝子組み換え作物の食用栽培は認められていませんが、前記4品目に加えて、てん菜、ジャガイモ、パパイヤ、アルファルファ、枝豆、もやしなどが輸入されています。
遺伝子組み換えと非遺伝子組み換え作物は分別されずに輸入されるため、すべてが遺伝子組み換え作物とは言い切れませんが、アメリカなど生産国では品目によっては作付面積のほとんどが遺伝子組み換え作物に置き換わっているようです。
これらを原材料に多くの食品がつくられたり家畜の飼料になったりします。
ところが、遺伝子組み換え作物の使用割合が低いと表示義務がないため、食品表示にほとんど表示されません。

4.まとめ

食品を輸入に頼る私たちにとって現在の食生活を劇的に変えることは難しそうです。
健康を守るために先ずは食べ過ぎないこと(蓄積しない)、正しい知識・情報を得る努力をすること、選択肢がある場合はコストに拘らず良い食品を選ぶこと、運動や入浴・サウナなどでデトックスを心がけることが大切だと思います。

<参考資料>
日本人だけが知らない汚染食品 内海聡 ユサブル 2019年
農林水産省ホームページ