
今、私はこんな症状に困っています。それは、毎日きちんと寝ているのに、日中眠くて眠くて仕方がないのです。
眠気の原因を探っていこうと思います。
◆目次◆
1.日中の眠気
2.過眠症
3.眠気の予防・解消は?
4.まとめ
1.日中の眠気

充分に眠っているはずなのに、日中、社会生活に支障をきたすような猛烈な眠気を生じたり、または実際に眠ってしまうようなことが1ヶ月以上続く場合がありますか?
これは、過眠症といって睡眠障害の1つです。過眠の症状がみられる主な病気は、「ナルコレプシー」、「睡眠時無呼吸症候群」、「突発性過眠症」、「反復性過眠症」などがあります。なかでもナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群は患者数が多く、また、本人も気づいていない潜在的な患者も大勢いると考えられているそうです。
日中の耐えられない眠気や居眠りが1ヶ月以上続くような場合は、過眠症の可能性が考えられますので、できるだけ早く専門の医療機関を受診することが良いようです。
2.過眠症

過眠の症状がみられる主なもの
「ナルコレプシー」
夜、しっかり眠っているにもかかわらず、日中に耐えられないほどの強い眠気や居眠りが、突然、しかも頻繁に現れる「睡眠発作」を主な症状とする睡眠障害です。
睡眠発作は毎日のように起こるそうです。たとえば、食事、会話、重要な会議など、通常では考えられないような状況の最中に眠ってしまいます。
居眠りは10~20分と短く、すっきりと目覚めることができますが、数時間後にはまた強い眠気に襲われます。
また、睡眠発作のほかに、大笑いしたり、感激したり、ビックリするなど急激な感情の高まりが誘因となって、膝や腰、あるいは全身の筋肉が突然緩んで力が入らなくなる「情動脱力発作」や、寝入りばなや目が覚めたときに体を動かそうとしても動かすことができない「睡眠麻痺」、入眠時に現実と錯覚してしまうほどの鮮明な夢を見る「入眠時幻覚」などがあるそうです。但し、これらの症状には個人差があり、すべての症状が出るわけではありません。
ナルコレプシーの発症は、10代に多く、何年間にも渡って慢性的に継続しますが、年月を経るに従ってやや改善する傾向があります。
原因ははっきりとは解明されていないそうですが、脳の視床下部から分泌されるオレキシンという神経伝達物質が極端に欠乏している場合が多いことがわかっているそうです。
「突発性過眠症」
ほぼ毎日、日中の眠気と居眠りが現れる病気です。
夜間の睡眠時間が10時間以上あるのに日中に眠気が生じるタイプと、夜間の睡眠時間が6時間から10時間以内の正常範囲にもかかわらず、日中に眠気が生じるタイプがあります。
昼間の居眠りが1時間以上続くことが多く、目覚めた時、頭がぼんやりとした状態が持続します。また、頭痛や立ちくらみなどの自律神経症状を伴うことが多くあります。
25歳以下で発症することが多い病気です。
「反復性過眠症」
強い眠気を示す状態が昼夜を問わず数日から数週間持続し、自然に回復してまったく症状がなくなるが、その後、また不定期に繰り返し症状が出る病気です。
非常にまれな病気で、青年期に発症することが多く、男性に発症する割合が高いと言われています。
「むずむず脚症候群」
レストレスレッグス症候群とも呼ばれます。
じっとした姿勢や横になって安静にしているときに、主にふくらはぎなどの下肢の部分が“むずむずする”、“かゆい”などの不快な感覚が現れ、じっとしているのがつらくなる病気です。
夕方から夜間にかけて現れやすいため、熟睡することが難しくなり、慢性的に睡眠不足になり、日中に強い眠気が生じます。
発症のピークは中年期以降で、貧血や尿毒症、関節リューマチなどに合併することも多く、高齢者によく見られます。
「周期性四肢運動障害」
睡眠中に四肢の異常運動が生じて睡眠が妨げられる病気です。
睡眠中に片足又は両足に不随意運動(ピクピク)が周期的に起こることによって睡眠が妨げられます。
本人は四肢の異常運動を自覚していない場合が多いのが特徴です。また、むずむず脚症候群と合併することが多く、加齢とともに増加します。
「うつ病」
うつ病の場合、入眠困難や中途覚醒、早朝覚醒などのうつ病の症状が原因で起こる睡眠不足によって日中の過度な眠気を引き起こすことがあります。
また、冬期に発症する季節性うつ病(冬季うつ病)は特に日中に強い眠気が生じやすいといわれています。
3.眠気の予防・解消は?

睡眠障害は、過度の疲れやストレス、アルコール、カフェインなどが原因となっている場合もあります。
決まった時間に起きる、日光を浴びる、運動をするなど、日頃から睡眠の質を良くするための行動を身に付け、習慣にすることが大切です。
また、ナルコレプシーのような過眠症は、薬を飲みながら、生活習慣の改善を行い、気長に直していく必要があります。
4.まとめ

夜更かしや寝不足で、日中眠気が生じるのは誰しもあるのではないでしょうか。
しかし、そうではない過眠症が原因の眠気は、認知度が低く周囲から「やる気がない」・「さぼっている」など、誤解を受けることもあります。
自分の体調が思わしくないと思っている方は、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。
<span style=”font-size: 10pt;”>参考コラム</span>
良い睡眠のはなし(基礎編)
良い睡眠のはなし(応用編その1)
良い睡眠のはなし(応用編その2)
