血液について勉強しよう~血小板・血漿編~


◇血管の修理屋【血小板】
血小板は、血液に含まれる細胞で、赤血球・白血球と並ぶ第3の血球系で核を持ちません。大きさは赤血球や白血球と比べおよそ2㎛と小さく、何種類かの血液凝固因子を含んでいる血小板の働きは、おもにすり傷や切り傷を治すことです。「ケガをしてしばらくすると自然に血が止まってる…」のは血小板が正常に働いている証拠です。そんな血小板の寿命はとても短く、だいたい7日~10日です。

◇血漿

血漿(プラズマとも呼ばれる)は血液の液体成分で淡い黄色をしています。約90%が水分でできていて、そのほか、タンパク質やブドウ糖、アミノ酸、脂肪、塩類などで構成されています。血漿中のタンパク質には、血漿浸透圧の維持やホルモンなどの運搬を行うアルブミンや、免疫物質であるグロブリン、血液凝固因子のフィブリノゲンなどがあります。

血漿は、カラダに必要な物質を全身に運び、不要になった老廃物を回収しています。さらに、カラダの中心部で発生した熱を取り込み、カラダの表面で放散することで体温の調整も行っています。

=血液が固まるしくみ=

①一次止血
ケガをして血管が破れると血管の収縮が起こり傷口を小さくします。次に、わらわらと血小板が集まってくっつき、血を固め傷口にフタをします。

②二次止血
その後、血小板は血漿中のフィブリノゲンをフィブリン(凝固因子と呼ばれるタンパク質)という接着剤のような血を固める物質にかえ、さらにフタをします。

③止血完了
そこに赤血球や白血球が引っ掛かって大きな塊になり、血管が修復されます。

傷口が乾くとカサブタができます。このカサブタは血小板がつくったフタです。このカサブタの下ではマクロファージが死んだ細胞を食べるなどして、徐々に新しい組織が造られていきます。

血液について勉強しよう~血液と血管の病気編~ に続く

<参考文献>
世界一やさしい!細胞図鑑 鈴川茂監修
新版からだのしくみカラー事典 垣内義亨監修
運動・からだ図解 免疫学の基本 松本健治監修

<関連コラム>
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