そのニオイ・・・加齢臭かも


最近、なんでもハラスメントになります。あなたはスメハラ(スメルハラスメント)していませんか。加齢臭の対策方法をご紹介します。

◆目次◆

1.加齢臭とは

2.原因

3.対策

4.まとめ

1.加齢臭とは

加齢に伴いにおいが強くなる体臭のことです。使い古しの油のようなにおいがします。
加齢臭は男性のみと思われがちですが、男女ともにみられ、男性は主に40歳代以降、女性では主に閉経後ににおいが強くなっていくと考えられています。
体臭は、排せつ物や汗などの分泌物などが元となり、体から発せられ、においの個人差はありますが、年齢とともに体臭は変化していきます。
加齢臭のほかにおやじ臭・ミドル脂臭などと言われるものがあります。

2.原因

年齢によってにおいの原因は変わってきます。
皮膚表面にあるパルミトレイン酸やパクセン酸と言われる不飽和脂肪酸が酸化され、2-ノネナールという物質が発生します。2-ノネナールは古い油や枯草のようなにおいがします。
40歳代以降の男性や閉経後の女性は、不飽和脂肪酸の量が増加し、結果的に2-ノネナールの量も増加します。
30歳代~40歳代では、汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌が分解し、ジアセチルという物質に変えます。やはり古い油のようなにおいがし、おやじ臭・ミドル脂臭などと言われています。
このほかにも20歳後半から30歳代になると男性の体臭は、皮膚の酸化によりペラルゴン酸という液体が発生し、使い古した食用油のようなにおいがします。
紫外線やストレス・生活習慣などが皮膚の酸化の要因だと考えられ、年齢を重ねると酸化するスピードも速くなるようです。
皮脂腺の多い場所、頭・首の後ろ・耳の後ろ・胸元・お腹・背中などが発生源となります。

3.対策

加齢臭対策には皮脂の酸化を抑える(=活性酸素の発生を抑える)ことが大切です。
〇食生活
パルミトレイン酸は脂質の多い食事で発生するので、お肉や植物油など脂質の摂りすぎには注意しましょう。
ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなど抗酸化作用がある食品を積極的にとることも必要です。
野菜や果物、うなぎ・ナッツ類、ゴマ・大豆などに含まれます。
〇飲酒を控える
肝臓がアルコールを分解する際に活性酸素が発生し、酸化が促進されます。
また、肝臓でアルコールが分解されると、酢酸やアセトアルデビドという刺激臭のある物質に変わります。通常は尿により排出されますが、アルコールを多く摂取した場合や肝臓が弱っていたりすると、尿として排出されなかった酢酸やアセトアルデビドが血液により全身にめぐり、呼気や汗として体から排出されます。二日酔いなどのにおいです。
さらに加齢臭と混ざると強烈なにおいになります。
〇禁煙
タバコは活性酸素を増加させ、体を酸化させます。せっかく摂取したビタミンCもタバコを吸うと失われてしまうと言われています。
受動喫煙も同じ影響がありますので、注意しましょう。
〇紫外線
紫外線を浴びると皮膚の中で活性酸素が発生してしまいます。
紫外線を避けて、UVケアも忘れず行いましょう。
〇運動
30分以上の運動を週2回以上するのが理想的です。
運動で体脂肪を燃やすと、皮脂の分泌量も軽減し、汗をかくことで、毛穴に詰まった皮脂も一緒に洗い流すことが出来ます。
汗をかいた後は、すぐふき取りましょう。
〇睡眠
夜暗くなってくると抗酸化作用があるメラトニンの分泌量が増加し、眠くなります。
年齢を重ねるとともに、メラトニンの分泌量が減少し、長く寝ることが出来なくなってしまいます。メラトニンが減少すると抗酸化作用も低下してしまうので、夜更かしをせず、質の良い睡眠が重要と考えられています。
〇ストレス
ストレスをため込まないようにしましょう。
ストレスを受けると人の体は、自然と少しでも和らげようとします。その際に活性酸素も作られてしまいます。
日頃から、自分の好きなことをして発散するようにしましょう。
〇お風呂
毎日湯船につかりましょう。
とくに汗をあまりかかない方は、シャワーだけではなく、湯船につかって汗腺を開き老廃物を流すことが重要です。
また、寝ている間に汗をかき、汗や皮脂が体に付着しているので、朝起きて軽くシャワーを浴びるのもおススメです。
〇洗濯
肌に触れた服やパジャマ寝具類には汗や皮脂が付着しています。こまめに洗濯をしましょう。

4.まとめ

年を取るのはみんな一緒です。でも、ちょっとした気遣いで、加齢臭の強さも違ってきます。
特ににおいは、自分で気づきにくいので家族に注意してもらう、もしくは日頃から気にすることが大事です。過剰に気にすることもないですが、人に迷惑にならないように心がけましょう。

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