糖質制限ダイエットは本当に効果的か

派手にダイエットを謳う宣伝を見るとつい「本当」と思ってしまいます。
入会金はびっくりするほど高額ですし更にサプリメントの購入などを勧められるそうです。
聞くとトレーニングと食事管理、特に糖質制限を基本としたカロリー制限がメインのようです。
「それなら痩せられるよね。」と思いますがそのような金額が必要かどうかは?です。

◆目次◆

<目次>

1.糖質制限ダイエットは効果的?

2.ダイエットよりもコンプライアンス?

3.まとめ

1.糖質制限ダイエットは効果的?

糖質制限ダイエットは海外でも注目されていますが、日本と違ってその効果がかなり科学的な手続きに沿って調べられているそうです。
アメリカ、イギリス、ノルウェー、オーストラリアなどで低糖質食群(糖質の総エネルギー摂取に占める割合45%未満)と健康的と考えられる食事をとる群(対照食群、総エネルギーに占める割合が糖質45~65%、脂質25~35%、たんぱく質10~20%)との体重変化を比べた19の研究によると、全体的に低糖質食群の体重減少のほうがわずかに大きかったようですが目をみはるほどの効果は認められなかったそうです。
総エネルギー量が同じであればどの栄養素からエネルギーを摂っても体重の変化にほとんど違いはなく、糖質制限の有無と体重の変化はほとんど無関係と言えそうです。

2.ダイエットよりもコンプライアンス?

コンプライアンス=(法令)遵守、個人的にはラグビーで言われる「規律=discipline(ディシプリン)」のほうがしっくりします。
ラグビーでは反則をしないよう「規律」を守ることがとても大切で、自陣内で反則を犯すとあっという間に相手が有利になって失点のリスクが高まります。
肥満傾向のオーストラリア人成人113人を何も指示しない群(自由食群)と、低糖質食群、低脂質食群、高不飽和脂肪酸食群に分けて食生活を観察したところ、半年もすると食生活が平均的なオーストラリア人の食べ方に近づいてしまったそうです。
指示された食事を続けること、食生活を変えること、「規律」を守ることはとても難しいようです。

3.まとめ

先の高額ダイエットコースでは担当トレーナーがほぼ毎食に介入してくれるそうで、おそらくここが肝なのかもしれません。
糖質制限に関わらず摂取カロリーをしっかり管理できれば(これが難しい・・)、ハードなトレーニングなしで痩せられそうです。
因みに、私の知る先のコースで痩せた皆さんは、その後、鮮やかにリバウンドしていました。
<参考資料>
栄養データはこう読む! 佐々木敏 女子栄養大学出版部 2020年(第2版)