新年のご挨拶 ~干支のお話~

明けましておめでとうございます。
今年は辰年です。
干支(えと)は何と聞かれれば「巳年」と答えていましたが、これは正確ではなく生れ年の十二支(じゅうにし)を答えたことになります。
干支とは、十干(じっかん)と十二支を組み合わせて年を表したものです。
十干は10で一回りする数え方で、甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)という10の漢字が用いられます。
十二支は12で一回りする数え方で、ご存じの子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥という12の漢字が用いられ、時刻や方角、年齢などを表すために使われます。
十干と十二支を順番に組み合わせると60通りになり、還暦(60歳、数え年61歳)の干支は生れ年の干支と一致します。
2024年の干支は甲辰(きのえたつ)です。

龍(辰)は想像上の生物なのに中国では特別な存在であったため十二支に入ったと考えられています。
東西南北のうち東を守る霊獣(南が朱雀、西が白虎、北が玄武)で権力の象徴ともされています。
日本にやってきた龍は「水の神様(龍神、竜王)」として崇められるようになりました。
龍宮城に棲むとされ、そのなき声で嵐や雷雲を呼びおこし、天を飛翔するとき竜巻を起こすとされています。
これらから辰年は、陽の気が動いて万物が振動する、物事などが大きく成長したり形がととのう年と考えられています。

龍にまつわることばも多く、
登龍門:鯉が滝をのぼって龍になったという中国の故事にちなみ立身出世の関門のこと。
逆鱗に触れる:龍のあごの下には逆さに生えた鱗があり、これに触れられると激しく怒り、触れた者を即座に殺すとされていること。
龍頭蛇尾:初めは勢いが盛んであるが終わりは奮わないこと。
龍の頷の珠を取る:目的のため危険をおかすこと。
「龍の水を得る如し」は勢いを得ることや時機を得て大いに活躍することのたとえです。

皆様の一年が勢いのある、なによりも健康で平和な一年でありますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(モンポロネ・スタッフ一同)
<参考資料>
十二支えほん 谷山彩子 あすなろ書房 2020年