日々、活動するためのエネルギーを糖質から脂質に切換えると良いことがたくさんあるようです。
脂質起動とは、脂質を多く摂ることでエネルギー消費を糖質中心から脂質中心に切換えて、体についた脂肪を燃やし疲れにくく太りにくい体につくり変えることをいいます。
いいですね。
<目次>
1.血糖値を上げるのは糖質だけ
2.脂質起動
3.まとめ
1.血糖値を上げるのは糖質だけ
わたしたちに欠かせない三大栄養素は「糖質」「脂質」「タンパク質」です。
どれも大切な栄養素ですが糖質過多は要注意です。
食後、しばらくすると眠くなったり、十分食べたはずなのにすぐ空腹を感じたり、食後にイライラしたり、仕事の効率が落ちたりする場合、糖質疲労を起こしている可能性があります。
糖質疲労をもたらすのは「食後高血糖」と「血糖値スパイク」です。
「食後高血糖」とは文字通り食後に血糖値が高くなりすぎることです。
食後高血糖が起こると、血糖値を引き下げるインシュリンが遅れて分泌され、且つ過剰に分泌されてしまうことが多いため血糖値が乱高下してしまいます。
この乱高下を「血糖値スパイク」といいます。
日本で詳しい調査はありませんが中国で行われた大規模な研究では2人に1人が食後高血糖を起こしていたそうです。
日本人と中国人のインシュリンの分泌量と分泌タイミングは似ているとされ、日本人の多くも食後高血糖を起こしている可能性があるそうです。
糖質過多がもたらす健康への影響は深刻で最終的には動脈硬化やがんなど命に係わる病気に結びついていく可能性が高いと考えられています。
三大栄養素のうち血糖値を上げるのは糖質だけで脂質もタンパク質も血糖値をあげることはありません。
タンパク質はエネルギー源となりますが筋肉や内臓の新陳代謝に利用すべきで、糖質を控えめにして脂質をエネルギーの中心に据えるようにすると「疲れにくい」「太りにくい」「病気になりにくい」体になります。
2.脂質起動
糖質起動とは、脂質を多くと摂ることで糖質過多のときには眠っていたからだの脂肪代謝を起動させて、からだについた脂肪を燃やして疲れにくく太りにくいからだに変えていくことを言います。
人のからだは不思議で糖質を食べれば主に糖質をエネルギー源として燃やし、脂質を食べれば主に脂質をエネルギー源として燃やすようになります。
また、脂質を燃やすことが苦手な人類はほとんどいないのですが、糖質を燃やすことが苦手な人類はいて、特に日本人などの黄色人種に多いそうです。
糖質を燃やすことが苦手な人は食後高血糖になり糖質疲労をきたしている人と言えるそうです。
糖質疲労を感じている人こそ脂質起動が必要と考えられます。
3.まとめ
脂質をエネルギーの中心に据えて脂質起動のスイッチを入れることが大切とわかりました。
しかし、世の中は糖質たっぷりの食品で溢れかえっています。
次回はどのように脂質起動のスイッチを入れるか具体的に考えていきたいと思います。
<参考資料>
脂質起動 山田悟 サンマーク出版 2025年
<関連コラム>
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