皆さんはおならが1日何回でますか?
おならの回数やニオイで「あ~お腹の調子が悪いな・・・」などと思うこともあると思います。
おならで健康をチェックしてみましょう。
◆目次◆
1.おなら(ガス)
2.おならがよく出る原因
3.もしかしたら病気のサインかも
4.食生活を見直そう
5.まとめ
1.おなら(ガス)

おならとは、腸内に発生したガスが、肛門から排出される現象です。
おならの約7割は口から飲み込んだ空気です。食事の際に飲み込んだ空気が胃や腸を通って排出されます。それに加えて血液から腸の粘膜を通って出てきたガス、腸内細菌の働きで発生するガスが一緒になっておならになります。
おなら(ガス)の主成分・・・窒素、水素、二酸化炭素など
◇おならのニオイ
空気や血液から出てくるガスのニオイはほぼ無臭ですが、おならのニオイが臭くなる原因は、腸内細菌が発生させるガスが原因なのです。
腸内環境が良い状態の場合は、善玉菌優位なため発生するガスは二酸化炭素がほとんどで、ニオイはほぼありません。
しかし、腸内環境があまりよくない状態の場合、悪玉菌の1つであるウェルシュ菌などが食べ物を分解すると、アンモニアやインドール、スカトール、硫化水素などの成分が発生します。これらの成分は少量でも強い臭いを発するため、おならが臭くなる原因となっています。
また女性は、妊娠や生理の時期におならの量やニオイに変化が起きることがあるそうです。女性ホルモンが腸のぜん動運動を低下させる働きの影響で便秘になり、ガスが溜まりやすくなるのが一因です。
◇おならの回数
1日のおならの回数は平均して5~6回といわれています。ただし、おならの回数は食生活や腸内環境によって異なるため、かなりの個人差があります。おならの回数だけで健康状態の良し悪しは判断できません。ニオイやおなかの張り、不快感なども着目して普段とどう違うかを観察しましょう。
2.おならがよく出る原因

おならがよく出る原因は食事内容や、便秘、ストレスなどが考えられます。
◇食物繊維の多い食事
豆類やイモ類など、繊維質の多い食品は腸内ガスを発生させやすく、食べ過ぎると必然的におならの回数が増えることになります。しかし、このおならは健康上何の問題もなく、ニオイも無臭のため、気にし過ぎないようにしましょう。
◇肉、ネギ類、ニンニクなど硫黄分が多い食事
肉やニオイのきつい食べ物を多く食べると、大腸でウェルシュ菌などによって分解される時に腐敗し、硫化水素・二酸化硫黄・インドール・スカトールなどのガスを多く発生させます。そのためニオイのきついおならが出やすくなります。
◇便秘に
便秘になると、排泄されない便とガスが腸内に溜め込まれます。すると、溜まったガスを外に出すために、おならの回数が増えます。しかも、長い間腸に停滞したガスは発酵が進んでいるので、ニオイのきついおならになります。
◇ストレスによる腸内ガスの増加
緊張したときなど、精神的なストレスを感じると無意識のうちに唾を飲み込む動作が増えます。そのときに一緒に空気を飲み込んでしまうことで腸にガスが溜まりやすくなり、おならの原因となります。
3.もしかしたら病気のサインかも

おならの原因となる主な症状や疾患には、慢性胃炎や過敏性腸症候群があり、腸にガスが溜まりやすい疾患ではおならが多く発生します。また、大腸がんが進行して便秘がちになるとおならがよく出るようになります。
「呑気(どんき)症」
気づかないうちに大量の空気を吸い込み、その空気が胃腸に溜まることで、腹部膨満感が起こったり、げっぷ、しゃっくり、おならがよく出るようになります。早食いや一気飲み、口呼吸のくせのある人、炭酸飲料が好きな人にみられます。また、神経質な性格の人にも多いといわれているそうです。
「慢性胃炎」
原因の約8割がピロリ菌の感染によるものですが、その他、非ステロイド性抗炎症薬の副作用や慢性的なストレスなども慢性胃炎の原因になると考えられています。胃の粘膜が弱まり、炎症が繰り返されて治りにくくなっている状態です。胃の機能が低下するため、おならが増えたり、突然胃痛や吐き気が起こり、多くは膨満感、胃もたれ、胃痛、胸焼け、吐き気、げっぷなどの症状が慢性的に繰り返され、胃潰瘍に進行することもあります。
「過敏性腸症候群」
精神的ストレスや情緒不安定などが原因で、腸のぜん動運動に異常が起こり、腹痛をともなう慢性的な下痢や便秘などを引き起こします。ときに下痢と便秘が交互に起こったり、何週間も下痢が続いたり、一時的に治まり、その後再発するという現象を繰り返すこともあります。また、腸内の環境が乱れるため、腸にガスが溜まって、お腹がゴロゴロと鳴ったりおならが多く出るようになります。
「大腸がん」
大腸がんの多くは、初期の場合は検査を受けないとわからない血便が出るくらいで、ほとんど自覚症状がないそうです。進行すると大腸が狭くなってがんこな便秘となり、弱い音のおならが出るようになります。さらに腹部にしこりを感じたり、便が細くなったり、下痢、腹痛などの症状があらわれることがあります。
4.食生活を見直そう

食生活を改善し、便秘改善やストレス軽減で予防をしましょう。
◇肉類の食べすぎを避ける
肉類や、にんにくなどの臭いのきつい食べ物は、おならのニオイを強くする大きな要因です。食べ過ぎは控えましょう。また、おならのニオイ対策としては、ヨーグルトなどを食べて腸内のバランスを整えることが効果的だそうです。
◇便秘になりにくい生活習慣を心がける
便秘を予防するために、お通じを我慢しない、水分を補給する、適度な運動を行う、食物繊維を積極的にとるという習慣を心がけましょう。運動は1日10~15分のウォーキングや、水平足踏みを左右40回ずつなど、軽いものでも毎日行うことが大切です。健康な排便を促すのに欠かせない食物繊維は、ごぼう、さつまいも、じゃがいも、納豆などに多く含まれています。また、便秘の予防として毎日ヨーグルトや乳酸飲料、バナナやはちみつなどのオリゴ糖をとることも効果的です。
◇ストレスを溜めない
好きなテレビをみたり、音楽を聴いて体を動かしたり、お風呂でゆっくりリラックスして睡眠をしっかりとったりと心身のリフレッシュを図りましょう。
ストレスははやめに解消することが大切です。
5.まとめ

実は、おならは年をとるとともにニオイは強くなっていくそうです。
加齢によって胃腸の機能が衰えることが原因だとか・・・
<関連コラム>
豆腐vs納豆、どちらが体に良いか選手権~!!
脳腸相関(脳と腸内フローラ)
腸活をはじめよう!
生菌と死菌の違い。乳酸菌は奥が深い。
腸と腸内細菌と乳酸菌
食物繊維のナゾ
食物繊維の賢い摂り方
地中海食は健康食!
バナナ食べてます!
あま~い蜂蜜(はちみつ)の効果効能とは。
