
食事中にむせたり、飲み込みにくいことがありませんか?それは嚥下障害かもしれません。食事中の違和感の理由(嚥下障害)について詳しくご紹介します。
◆目次◆
1.嚥下障害(えんげしょうがい)とは
2.嚥下障害の原因
3.嚥下障害の症状
4.嚥下障害による弊害
5.嚥下障害を緩和するには
6.まとめ
1. 嚥下障害(えんげしょうがい)とは

食事をして物を飲み込む動作の事を「嚥下(えんげ)」と言います。
嚥下障害とは、食事中にむせて咳き込む、食べ物がつかえる、口からこぼれる等と食事することが度々困難になることを言います。
食べ物などが食道ではなく、気管に入ってしまう誤嚥も嚥下障害になります。
2. 嚥下障害の原因

加齢に伴い、飲み込むのに必要な筋力が衰えてきます。特に50歳前後からは飲み込む力が少しずつ弱くなり、嚥下障害の原因となります。
また、薬の副作用や脳卒中やうつ病などの病気が原因の場合もあります。
若い時は気管に食べ物が入って(誤嚥)もむせる程度ですが、高齢になるにつれ吐き出す力も弱くなります。
3.嚥下障害の症状
嚥下障害には以下の症状があります。当てはまっているものがあれば嚥下障害化もしれません。
●食事中によくむせる
●食事中や食後によく咳き込む
●食事中でなくても自分の唾液で咳き込む
●夜間咳き込むことがある
●固形物を噛んで飲み込みづらくなる
●食事に時間がかかる
●食べ物が喉につかえる感じがする
●食べ物をお茶や味噌汁などで飲み込むことが多い
●食後に声がかれる
●むせやすい食べ物を避けている
●飲み込んでも、口の中に食べ物が残っている
4. 嚥下障害による弊害

●噛まなくてもいい食事に偏り栄養バランスを崩し、栄養不足になる
●食事中に食べ物が気管にはいり吐き出せず、窒息することがある
●飲み込みにくいため、食事をすると疲れ、食べる楽しみがなくなる
●むせるのを避けるため飲み物の量が減り脱水症状を起こすことがある
●誤嚥によって食べ物が肺に入ることで細菌が繁殖して炎症を起こし誤嚥性肺炎を起こすことがある
5.嚥下障害を緩和するには
5-1 食事中以外のトレーニング

食事中以外のトレーニングは、食べ物を口に入れずにできるので、簡単に安全にできます。できる時に無理のない程度に毎日続けるといいでしょう。
●首のトレーニング
首のトレーニングは、肩の力を抜いて、首をゆっくり前後・左右に動かし、首筋をしっかり伸ばすようにします。
●口や頬のトレーニング
口や頬のトレーニングは、頬をふくらます、へこますを繰り返します。
●舌のトレーニング
舌をべーっと思い切り前に出したり、引っ込めたりします。
●発声トレーニング
食べ物を飲み込むときと同じ器官(口、舌、のどなど)を使うパ行、ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音すると、器官を鍛えることができます。
●呼吸のトレーニング
腹式呼吸(ゆっくり息を全て吐きだし、おへその下まで空気を溜めるイメージで吐き出す倍の時間をかけて息を吸うを繰り返します)までによって深い呼吸を心掛けることで呼吸機能を高めることができます。そうすることで気管に食べ物が入ったときに吐き出しやすくなります。
5-2 食事中で気を付ける事

●食事中の姿が大切で、椅子に深く腰掛け顎を少しあげて食事をすると良いでしょう。
●テレビやスマホを見ながらのながら食事は避けましょう
●早食いは避け、焦らずゆっくり食べる
●硬いものは小さく切る
●少しずつ口に入れて、よく噛む
6.まとめ

嚥下障害になると生命にもかかわります。病気でも嚥下障害になることがあるので、症状がひどい場合には病院に行くことをお勧めします。
また、自分だけではなく食事中の家族を観察して嚥下障害に当てはまらないか確認してみましょう。
