昔から「病は気から」と言われてきました。
ストレスや疲労を感じると風邪などを引きやすく体調も崩しやすいということですね。
近年、ストレス状態になると免疫力が低下すること、ストレスの発現には脳の機能が密接に関わっていることが明らかになってきています。
最近は暗いニュースばかりです。
暗いニュースが私たちにどのような影響を及ぼすのでしょうか。
◆目次◆
1.ストレス
2.免疫機能は神経・内分泌系ネットワークと繋がっている
3.ストレスが免疫力に与える影響
4.疲労が免疫力に与える影響
5.まとめ
1.ストレス

ストレスには、肉体的ストレス、暑さや寒さに対する環境ストレス、感染や腫瘍など免疫学的ストレス、不安や恐怖など精神的ストレスがあります。
ストレスが一定の範囲内であれば持ちこたえることができますが(恒常性が維持されるといいます)、あるレベルを超えると恒常性が維持できなくなります(厳密にはストレス応答といいます)。
2.免疫機能は神経・内分泌系ネットワークと繋がっている
従来、免疫機能は、それ自体が自己制御能力を持つ閉じたネットワークと考えられていました。
近年は、神経・内分泌系のネットワークと相互に情報交換を行っていることが明らかになり、例えば精神的ストレスを感じると、免疫機能に対しても何らかの影響を及ぼします。
3.ストレスが免疫力に及ぼす影響


例えば、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、ウィルスに感染した細胞やガン細胞を殺す強い味方です。
配偶者との死別や学科試験などのストレスにさらされると、NK細胞の活性が低下することや数が減少することが報告されています。逆に、いつも朗らかに笑っているとNK細胞も活性化されるそうです。
4.疲労が免疫力に及ぼす影響
疲労も免疫機能に影響を及ぼします。
慢性疲労症候群では、自律神経、内分泌系、集中力や認知などの神経系の変調に加えて、NK細胞活性の低下など免疫系の異常も見られるそうです。
5.まとめ

疲れて帰宅、テレビをつけると暗いニュースばかり。
免疫機能に最悪のコンビネーションですね。
私見です。
フェイクとまで言いませんが、煽り、芸人上がりやにわか専門家の無責任なコメント(失礼!)でこの事態は収拾できるのでしょうか。
情報の収集は事実のみに限定して、あとは、テレビは消してしまいましょう。スマホはなるべく見ないようにしましょう。
この機会に、なかなか会えていない家族や友人に電話をかけたり、読書をしたり、趣味を深めたり、できることはたくさんあると思います。
<参考資料>
免疫と栄養 横越英彦編 幸書房 2006年
免疫学の基本 松本健治監修 マイナビ出版 2018年
<参考コラム>
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