
マスク生活をしていると、息苦しくていつの間にか口呼吸になっていませんか?
水分補給もマスク生活前と変わりなくきちんとできていますか?
マスクを着けていると口の中が乾燥しやすくなり、唾液の分泌量も減少します。
唾液が減少するとどういった影響があるでしょうか?
◆目次◆
1. 唾液を知ろう
2. 唾液の働き
3. 唾液の量と質を改善しよう
4. まとめ
1. 唾液を知ろう

唾液は1日に1,000ml~1,500ml程度、耳下腺・舌下線・顎下線という3つの唾液腺から口腔内に分泌されます。(体の大きさなどの違いで個人差があります。)
唾液は99.5%が水分で、残りの0.5%にアミラーゼを含む消化酵素、ナトリウムやカルシウム、リゾチーム等たくさんの成分が含まれています。
2.唾液の働き
唾液に含まれるいろいろな成分が、私たちの口腔内を守ってくれています。
◇口腔内の保護
唾液が粘膜を覆うことで、口腔内を傷つけないように保護してくれます。
◇洗浄
食べかすや細菌などを洗い流し清潔に保ちます。
◇抗菌・殺菌
細菌の増殖を抑えたり死滅させることで、虫歯や口臭を防ぎます。
◇消化
アミラーゼを含む消化酵素の働きで、デンプンが分解され消化の手助けをします。
◇潤滑
かみ砕いた食べ物を一つにして飲み込みやすくしてくれるほか、発声を滑らかにしてくれます。
◇再石灰化
細菌によって作り出された酸の影響で歯の表面が※脱灰(だっかい)してしまいすが、唾液に含まれるカルシウムやリン酸が歯を修復してくれます。
※脱灰・・・歯が歯垢ではないのに白くなります。これは歯の表面からミネラルが溶け出す状態です。脱灰の状態が続くと穴が開くくらいの虫歯になってしまいます。
◇遺伝子診断・検査
人体を傷つけることなく、組織の一部を採取できるため遺伝子診断や検査に用いられます。
PCR検査も唾液を採取して検査する方法が多いようです。
◇感染症予防
唾液中のIgAは細菌やウイルスなどの異物から体を守る抗体になります。外から入ってくる細菌やウイルスがくっつかないようにしてくれます。
3.唾液の量と質を改善しよう
◇歯磨き
睡眠中は、700ml~800ml程度と分泌量が減ります。朝起きて口臭がするのは寝ている間の唾液分泌が少なくなるためで、口腔内の細菌などの増加が原因と考えられます。
虫歯の原因にもなりますので、就寝前の歯磨きは大事です。また、朝起きた後も口の中の細菌が増えているので、起床後の歯磨きも大事です。
舌にも細菌が付着していますので、舌も磨きましょう。
◇食事はよく噛んで
よく噛んで食べると唾液がたくさん分泌されます。消化もよくなり、胃や腸の負担も少なくなります。
◇ストレスをためない
ストレスや緊張が続くと唾液の分泌量が減ります。自律神経を整えリラックスする時間を持ちましょう。
◇口呼吸をしない
口呼吸をすると、口腔内が乾燥しやすくなります。
◇唾液腺マッサージ
両手を使って左右対称にマッサージしましょう。できない方は片方づつしてください。
耳下腺・・・耳の前の部分
耳の下より少し前を、人差しから小指までをあて、後ろから前にゆっくり優しく回す。(10回程度)
顎下腺・・・顎の中心の下の部分
4本の指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあて、耳の下から顎の下までゆっくり5か所ほどを移動しながら押す。(各5回程度)
舌下腺・・・顎の側面の下の部分
両手の親指をそろえ、顎の真下から手を突き上げるように押す(10回程度)
4.まとめ
飛散する唾液はウイルスを感染させる悪いイメージでしたが、実は唾液は私たちの健康を守ってくれる重要な働きをしていました。
口の中が乾燥しないように意識し、水分補給も忘れずにしましょう。
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