胸の痛みや息苦しさはありませんか?

日本人の死因の第2位を占める心疾患、その代表的病気が狭心症です。現在は医療が進歩し、発作の予防や他の病気への進展が以前に比べると容易になりつつあるそうですが、知っておくべき知識を学びましょう。

◆目次◆

1.狭心症とは

2.狭心症のタイプ

3.日常生活での注意点

4.まとめ

1.狭心症とは

心臓は、心筋という筋肉でできています。心筋が24時間休まず収縮と拡張を繰り返すことで全身に血液が行き渡り続けます。全身の器官や細胞は血液によって運ばれる酸素や栄養がなければ正常に機能しません。それは心筋も同じことで、心臓から全身に送られる血液の一部が、冠動脈という血管を通って心筋に酸素と栄養を届けています。狭心症はこの冠動脈が狭くなり血流が悪化して、心筋が酸素不足や栄養不足に陥る病気で、完全に完全に血流が止まってしまった状態が心筋梗塞です。

2.狭心症のタイプ

狭心症は大きく3つのタイプに分けられます。
〇労作性狭心症
100~200万人に上ると見られる国内の狭心症患者の大部分を占める動脈硬化が原因の労作性狭心症です。冠動脈の壁にプラークというコレステロールの塊ができることで血管の通り道が狭くなってしまうのです。
【発作が起こりやすい人】
肥満の人・高血圧・糖尿病・脂質異常症がある人
【発作が起こりやすい場面】
坂道や階段を上がったとき・早歩きをしたり走ったりしたとき・力仕事をしたとき・興奮したとき
〇冠れん縮性狭心症
狭心症の10%。自律神経の働きが関連していると見られ、安静時に起こりやすいのも特徴です。血管の細胞の機能低下が原因と考えられており、この機能が低下すると動脈硬化も起こりやすいため、冠れん縮性狭心症から労作性狭心症を併発するケースも少なくありません。
【発作が起こりやすい人】
喫煙者・飲酒量が多い人・ストレスが強い人
【発作が起こりやすい場面】
夜間や明け方・布団の中で安静にしているとき・急に寒い所へ出た時
〇微小血管狭心症
閉経時の女性に見られるのが微小血管狭心症です。発症の機序は詳しくわかっていませんが、心臓の細い動脈がけいれんを起こすなどして内腔が狭まると考えられています。女性ホルモンの変化による自律神経の調整の乱れが指摘されており、安静時にも発作が起こり、長く続くのが特徴です。
【発作が起こりやすい人】
閉経前後の女性
【発作が起こりやすい場面】
運動時にも安静時にも起こる

3.日常生活での注意点

運動面では1日30分以上の有酸素運動を週3回以上行いましょう。ただし脱水は発作の引き金になるので、水分は十分にとりましょう。食生活面では肥満を解消するよう、カロリーの摂りすぎを避けること、糖質や脂質を控え、栄養バランスのとれた食事を1日3回決まった時間にとることが大切なポイントのようです。

4.まとめ


年齢を重ねると体にも色んな症状が絡んできます。少しでも知識を得ることで早期発見や早期治療に結び付けることができるかもしれません。普段から心も体も大切に、余裕をもって生活しましょう。
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